なんでこんな時にエクソシストの映画なんだろうかと観てきました(文章がなんかおかしい)。
これから観に行く方にはネタバレになるかもしれないので、この記事飛ばしてください。
邦題は「ザ・ライト~エクソシストの真実~」。
名前は一緒ですが、大昔に流行った「エクソシスト」みたいな
女の子が首から上をクルンと回転させたり、ブリッジしたまんま廊下や階段を走りまわったりというような
アクロバティックな?シーンはなく、そういう意味でははっきりいって地味です。
ホラー映画というよりは
比較的普通の生活をしていたある青年が、悪魔祓いという職業に就くに至った経緯を辿った
オカルトなヒューマンドラマ?といった感じの映画です。
主人公は別に見た感じ特別な霊的能力があるわけでもなく、信心深くもないんですが、
ヴァチカンのプロから見たら素質ありまくりなんでしょう。ピアノ達人?も指一本で鍵盤を叩いた
音を聴いただけでその人にピアニストの素質があるかどうかわかるといいますし。。
この映画を観るまで、ヴァチカンの中にエクソシストの養成講座があるとは知りませんでした。
人手不足の解決策として講座を設けたそうですが。。
主人公の青年は、現代科学寄りの思考の持ち主で、悪魔に取り憑かれたという人と対面する度に、
こんなことしてないで精神科で診察受けさせたほうがいいんじゃないかと
最初から終盤までずっと言っていて、この仕事やる気まったくゼロで。
関わりの中で徐々に人生の舵をそっちに切っていくわけですね。。
登場人物も実在している実話ということですし、ああいう特殊な職業の人って運命に導かれて
なるべくしてなるんでしょうね。
人や天職との出会いって偶然なんだかそうでないのかほんとにわからないもので。
大雑把なストーリーはそんな感じなんですが、大雑把すぎでこれじゃわからんわ;^^
見どころはやはり、終盤の主人公と悪魔とのガチンコ対決のシーンです。
そっと封印したはずの過去に負った心の傷のかさぶたをひっぺがえすような 悪魔の言葉攻めにギリギリ耐えられたのは、
まだ若いから叩いても埃があんまり出てこなかったからなんだろうかw
年を重ねるごとに体力に加え精神的なタフさがかなり必要になりそうな職業でしんどそう、、
以前コンスタンティンという映画を見たときもそうだったのですが、
キリスト教世界がベースになっている話なので、
八百万の神に慣れ親しんでいる私にはちょっとわかりづらい部分があったり、あと、ちなんだモチーフが
画面のあちこちに潜ませてあるので、聖書や天使や悪魔の種別?の知識がある程度ないと
面白さが半減してしまう感はいなめません。
?と思ったことを後で調べてああそういうことだったのかと気が付くと2度楽しめて いい勉強になりましたw
悪魔祓いは追い祓うだけで決して浄霊?しないのもなんとなく納得したり。
あと、霊的な世界では名前の持つ力の重要さ、言霊の力は万国共通なんですね。
辺りかまわず教えまくってますけどw
日本でも自分の本名をみだりに相手に教えてはいけない時代もあったようですし。理由は同じだったのかも。。
もはや怪優の?アンソニー・ホプキンス。ここでも表情だけで十分怖がらせてくれていますw
観てて段々レクター博士に見えてきたわ。
オファーが来た時、またこんな役かと最初は少々うんざり気味らしかったけど、
意外に脚本がよかったので引き受けたとか・・。
いやいや、私の好きなのは、
ここまで書いたけど、主人公の話ほとんどしてないわ;^^
・・とこんな感じで 純粋にホラー映画として観ると肩透かし喰らうかもしれません。
私が見た時は、観客は私を含めて4人・・地味やw
映画館での上映ももうすく終わりそうなので、迷っている方はお早めに。。