有閑堂

オカルト好きのブログ

佐藤愛子 「冥途のお客」

本屋の新刊文庫本の棚に佐藤愛子の本を見つけて中身の確認もせずに

即レジへ直行w

「冥途のお客」というタイトルがついていて、「あの世の話」の続編です。

その中でも

霊的なものに住人達がかなり悩まされているという団地の

その後が書かれてあるのが一番興味深かったです。


以前この件をTVがオカ系の特番(だったかな)で取りあげてた時点では

霊能師のSさん(ってもうわかりますよね、このブログにも書いたことある人です)

がお祓いをすると数々のポルターガイスト現象が治まって終わり

・・というところまでだったかと思います。


「冥途のお客」はそのTVで放送されたその後の団地の様子がかなり詳しく書かれてあり、

その後があるということは・・そういうことですw


この本の中に出てくるSさんや同じくこのエピソードにも出てくる

ブレイク前?の江原さんの霊能力がどうこうではなく

(佐藤さんの見解では彼らは本物だという書き方をされています)、個人レベルで簡単に

解決できるスケールではないってことらしいです。


霊能者の人って簡単に祓ったりできる時もあるけれど、

時には霊的なヤ○○の集団の中に一人で殴りこみに行くみたいな 

一つ間違ったら・・というケースもあるようで

他人の為にホントに命懸けてるんだなと思う時があります、はい。


ボンヤリなんでかわからないけれど・・という書き方ではなくて、

それはどういうスケールで 一連の騒動を起こしている正体は何なのかということが

詳細に書かれてあります。


TVを見てから あの団地ってその後どうなったんかな・・と気になっていたんだけれど

そんなところまで展開していったのかと~フツーの霊障くらいに軽く(・・それも軽くはないだろw)

考えていた私はちょっとびっくり感心得心。これ読んですっきりしましたw

文春文庫で出ていますので興味のある方は是非読んでみてください。