有閑堂

オカルト好きのブログ

オーラの泉 宮藤官九郎の回  その2

宮藤のトークのコーナーが一通り終わってから「オーラな出来事」コーナーに。

今回はイギリス北ヨークシャー州 サースクの

座ると必ず謎の死を遂げるという伝説を持つ椅子の話。


その椅子は「首吊りバズビーの椅子」と呼ばれ、イギリスではかなり有名らしい。

もともとその椅子は「バズビー・ストゥープ(首吊りバズビー)」というパブにあった椅子。

18世紀初頭にトーマス・バズビーという男が使っていたもので、

トーマスは妻の父親を殺すという罪を犯してこのパブの前で絞首刑に処せられた。

その後彼の家財道具は処分され、愛用していた椅子がパブに引き取られたという。


以来、「首吊りバズビーの椅子」として店の名物になり、店の片隅に置かれることとなったのだが、

そこから呪いの伝説が始まり、20世紀まで呪いの伝説は続いた。

一番最後は1970年代、建築業者の青年がパブで酔った勢いで店の隅にあった

バズビーの椅子に腰掛けてしまった。

そしてその一時間後、青年は建築現場の屋根から転落死という悲劇に見舞われたというのだ。

パブのオーナーはこれ以上犠牲者が出ないように椅子を地下室にしまいこんだのだがその

数年後も悲劇は続く。

パブに酒を配達にきた男が呪いの椅子だと知らずに偶然その椅子に座ってしまい、

その後、男は車の運転中の謎の交通事故死に遭ってしまう。

これ以上悲劇を繰り返してはいけないとパブのオーナーは街の博物館に預けることにした。


街の小さな博物館の天井近くの高さの壁にかけられ椅子は展示されていた。

背もたれが何本かの細い細工のある木で作られてある普通の木の椅子だったけど、

どことなく気味悪い気がする。

私は手の平を上にして軽く5本指を内側に曲げてるような印象を受けた。妄想ですがw

それよりもトーマス・バズビーの肖像が一番不気味な印象で、かなり怖かったんだけど。

30年前に椅子を譲り受けたときに持ち主と交わした約束として、

2度と誰にも座られないようにするために壁に固定してあるのだと館長は言っていた。


VTRを見ていた研ナオコはかなり気持ち悪そうだった。霊感強そうだから

何か感じたのかな。


イギリスは霊的なものを肯定的に受け入れている人が多く、幽霊の出る家は

それだけ歴史がある家だということで通常よりも高額で売買されているんだと美輪が説明していた。

著名な何某が何年から何年まで住んでいたというブループレートが掛かっていて、

尚且つ幽霊が出るとなると一番お値打ち物件だそうで、江原はイギリスでそういう家の自慢を

何度もされたことがあると言っていた。


そしてスクープセーブ(幽霊保険)というものもあって、

幽霊に攻撃されたりポルターガイストで家具が飛んできて

それに当たって怪我や死亡した時に保険金が支払われるらしい。

面白い国だ、その部分は洒落が利いてて(いや、大真面目かw)羨ましい。



呪いがかかっているとして、取り壊しをせずそこを避けて道路を造ったりしているところは

日本でもいくつもあると羽田空港の穴守稲荷の鳥居を例に挙げていた。

終戦後、米軍が付近の土地を接収し滑走路を作るために鳥居を撤去しようとしたが、

工事関係者が相次いで事故にあったりしたということで結局取り壊すのを中止したという。

米軍の飛行機が滑走路に着陸しようと滑走路を見ると、

何千という狐が滑走路を群れになって走っているのが視えて着陸できなかった

エピソードを美輪が話していた。

1999年にその鳥居は移設したらしいけど。



江原が椅子を霊視して、妻の父親と何か利権問題でもめて殺したんじゃないかと思うと

コメントすると、コーナーの終わりごろスタッフから

バズビーは金銭トラブルで父親を殺害していたことを伝えられた。


国分が本当に座ったら死ぬのか?と尋ねられて

座ったから死んでしまうのか

死ぬような運命の人が引き寄せられて座ってしまうのかわからないけど・・と

江原は結んでいた。


久々に怖かったエピだった

これ書いてる間もこわかったもん 素敵な時間帯やしw