有閑堂

オカルト好きのブログ

オーラの泉 琴欧洲の回

今回のゲストは大関琴欧洲

このところの相撲界の騒動の最中、良いのかどうなのかわかりませんが、

イムリーなゲストです。

スピ系のことは信じないので、逆に出てみたかったと言っていた。


琴欧洲ブルガリアの小さな農村地帯で生まれた。

子供の頃、父親の影響でレスリングを始め将来はアテネ北京オリンピック代表を嘱望されていた。

ところが体重規定が130圓ら120圓飽悊下げられたため、身長2メートルを超える琴欧洲

レスリングを諦めざるをえず、とても悔しかったと琴欧洲は当時を振り返っていた。

当時レスリング場に相撲用のシートもあり相撲競技の練習もされていたという。

そこではじめて相撲を見て面白そうだと軽い気持ちで

相撲を取っていた琴欧洲はめきめき実力をつけ、ヨーロッパの大会では優勝を何度もするまでに

なった。そんな琴欧洲に注目してドイツ大会の時、出場していた彼に

声をかけたのは佐渡ヶ嶽部屋床山だったという。最初は本気にしていなかった琴欧洲

次の大会でも同じ床山に声を掛けられ、そこから連絡を取り合うようになり日本に一人で行き

入門する決心をした。

この人の体格ってどっちかっていうとプロレスラー(そりゃレスリングやってたんだから)とか

K1選手の体格風に見えるんだけど、そっちへ行かず相撲に転向するところがまた渋いわ。


両親は日本のいう国がどこにあるのかすらわからない状況で、19歳の息子を一人で

行かせるのにかなり心配したらしい。その気持ちわかる。

最初は日本語も話せず、友達もいなかったのでとても辛かったが

日本の相撲界で生きていくには日本語は必要だと部屋の仲間が話しているのを

聞いて一所懸命憶えたと話していた。

会話を聞いているうちに流暢になっていくもんなんだろうか(→英語全然上達しない人)。

辛くて辞めて国に帰ろうかと何度も思ったらしいが、父親が交通事故で怪我をして働けなくなったために

自分が家計を助けなければという思いが強く頑張るしかないと思ったと言っていた。


その後メキメキ頭角を現わして19場所で大関昇進。そして今年の5月場所では優勝した。


日本での親方兼父親代わりだった先代親方だった佐渡ヶ嶽親方は去年亡くなってしまったが、

今でも時々先代の歩く足音が聞こえるという。琴欧洲だけではなく、

他の力士もその音を聞いたことがあるらしい。その姿こそ見えないが、足音とともに

先代が稽古場に居たときの張り詰めた緊張感がそこに漂うから先代が

部屋の皆のことが気になって見に来たとわかるんだと言っていた。


ところが横綱昇進は先場所の成績が振るわず持ち越されてしまった。

江原には先代親方の姿がずっと視えていたようで、琴欧洲に伝えてくるメッセージは

「両極端になってはいけない」というもの。

先代の言うことを忠実に守ろうと今も心の中で何度も何度も反復しているが、当時と今では

アドバイスの内容も違う。当時のアドバイスからは少し離れて、人のアドバイスを柔軟に

受け入れるべきだという意味らしい。今の親方のアドバイスが受け入れられてないのかな。

そして、緻密に計算するあまり、考えすぎてマイナス思考に陥ってしまい、萎縮して自分の相撲が

できなってしまうところがあるから、一旦土俵に上がったら自分の力を信じて自分の相撲を

取ることができれば横綱になる実力は十分にあるというメッセージだった。


美輪には番組最初のスピリチュアルチェックの時から金杯が見えていたようで

横綱昇進は遠くない将来で、

結婚も昇進とともにするのではと言われてちょっとはにかんでいた。


江原曰く、前世が日本の侍だったと言われていた琴欧洲

大きなリアクションもなく静かに話を聞いていてとっても謙虚な話し方をするところが

どことなく日本人っぽい。

部屋での力士としての教育もちゃんとされているからかなと思った(TV用でなければ・・って

見方ひねくれてますかw)。

あまりに落ち着いて聞いているから、ハイハイハイ・・と

あまり信じてないのかなともちらっと思ったけど、

カメラが回っていないところで聞きたいことがあるって言ってたしどうなんだろうw


昨今の色々な報道で外国人の力士のイメージが私の中ではあまり良くなかったんだけど、

真面目に頑張っている人もいるんだと今回の琴欧洲は清涼剤のようだった。

それにしても図ったようにいいタイミングだ。