有閑堂

オカルト好きのブログ

曼殊院

洛北は流れている空気というか雰囲気が何となく違いますね。
 
いい言い方だとしっとり落ち着いている。。またはうっすら重さを感じる空気が漂うといいますか。
 
落ち着いて気持ちがいいという感想を持つ人と
 
ちょっと重苦しいと感じる人と分かれるかもしれません。

曼殊院はそんな洛北にあるお天台宗のお寺です。
 
 
 
このお寺で有名なのは由緒ある建物や庭園、不動明王像等の国宝の他に
 
なんといっても幽霊の掛け軸があるので有名です。
 
もちろんあてくしモロそれ目当てw
 
ちなみに公式サイトには絵のことはどこにも載っていません。
 

以前は幽霊の掛け軸が計3幅ありまして、最も有名なのは
 
円山応挙が描いたと言われているもので、
 
この絵から以降、足のない幽霊が定番で描かれるようになったと言われていて
 
足なし幽霊の原点ともいうべきかw
 

元々は滋賀のある旧家が所有していたのですが、持っている間
 
あまりよいことが起こらなかったということで曼殊院に持ち込まれたものだそうです。
 
ずっと展示されていたのですが、
 
平成13年に持ち主に返還されたらしく、私は実物を見ることはできませんでした。
 
めちゃ残念。
 
 

その絵はまた
 
生半可な気持ちで写真を写すと不幸なことが降りかかるといわれていまして、
 
恐れを知らないチャレンジャー達が写真を撮って持ち帰っても何故かフィルムごと曼殊院宛に
 
返送されてくるそうです。やっぱ何かあったんだろうな・・・。
 
 

なわけで撮影禁止になっていたはずなのに、何故かググると画像は出てきますw
 
目が大きく見開かれていて、遠近法か何かの手法のせいで掛け軸から飛び出したように見え
 
ネット上の画像からでも一目見た瞬間、絵の迫力と怖さがびしびし伝わってきます。
 
あれ思い出したら寝られへんかも・・・。
 
勇気と好奇心があって霊感のあまりない人はググってみてくださいw
 

せっかくここまで来たのになぁと思って中を歩き進んでいくと、
 
最後の短い通路の壁に残りあと2幅の掛け軸がさり気なく。
 
うわ・・こんなところにあるやんw
 
しかも ガラスケースも何もなくそのまんま触れられるような(触ったらあかんけど)状態で掛かってありました。
 
作者は呉春という絵師とあとは度忘れ。名前は違うけど実は同一人物かなとも思いました。
 
タッチが似てるのは流派が同じなだけかもしれませんが。。
 

円山応挙のよりはもっと目もほっそりと描かれてあり顔の作りが和風です。
 
一つは上半身を強調されたものともう一つは全身像の絵です。
 
応挙のじゃないけど やっぱり目が怖かった。。
 
ふーん・・と見ていると一瞬身体が揺れたのと(暑いからか?w)
 
両耳のすぐ前の顔側面のあたりがグッときます。
 
あ、妄想激しい私の気のせいかもしれません^^
 

この2幅の掛け軸のところにも
 
 
写真を撮って帰られますと、差障りのあることが起こるかもしれませんので、撮影はお控えください
 
 
と薄ピンク色の注意書きが貼られてありました。

本当かどうかわからないけれど、
 
撮る勇気、バッチリないですから、、