先日ここにもちょこっと書いた鮑黎明(以下、パオ・リーミンと書きます)氏ネタはまだ続いておりますw
この方のことはほんの少ししか知らなかったのですが、何となくあれこれ調べてみると
ある人がブログでパオ・リーミン氏の書いた本を紹介しているのを見つけまして、面白そうだったので
どれどれとあてくしも読んでみました。
本のタイトルは「陰間の旅 自分の運命を知り好転できる道教の秘術」で1989年に出版されています。
あてくし読んだ記憶がなく。。
さらに2003、4年あたりのムーにも紹介されていたらしいのですが、さすがにこの年で
ムーを買う勇気が・・Orz
陰間というのは中国・台湾道教でいう霊界のこと。
この本はある特殊な道教の術を使うと生きたまま霊界探訪ができ、
パオ氏や彼の身内や親しい人複数で実際に術を受けた時の体験が書かれてありました。
方法は今まで聞いたことはあるのですが、それらとこの術との大きな違いは
生きたまま普通の意識を保った状で霊界探訪ができ、話をしたい死者と霊界で対面して直接会話を
交わせるという点です。
自分が死んだわけでもなく、催眠状態でもなく、トランス状態に入るわけでもないのに
目隠しをされたまま陰間の様子がありありと見え、さらに陰間で会話をしながら同時に
こちら側の周りの人の指示や言っていることにも受け応えできるというのが不思議です。
陰間の旅をするには術師の指示でいくつかの条件、食事制限等事前準備が必要ですが、
それさえクリアできれば誰でもセッションに参加できます。
人によって陰間の世界に入っていきやすい人とそうでない人は当然いるらしく、ある程度の
慣れは必要だと書いてあり、四柱推命でいう身旺の命式を持っている人なんかは入りにくいようだと書いてあり
ました。自我が強いと難しいってことなんかな・・あてくし 身旺や、、Orz
催眠術もかかる自信ないもんな・・期待が大きくワクテカしすぎてかえってあかんかも;^^
この本では道教の秘術がいくつか紹介されていました。例えば
陰間の世界は現世と密接にリンクしていて、現世の一人一人を男性は樹木、女性は花で表わされており、
その樹木や花の品種や状態を見ると現世での身分、才能、福徳などがわかり、木の根や幹、花の茎や花弁の
状態を見ると現世におけるその人の健康状態がわかるという術や
その人と縁が深い神仏が現れて直接教えを享ける天界めぐり、
逆に閻魔大王から幾多の地獄の有様がわかる地獄めぐり、そして
地獄や霊界の境に陥り苦しみ迷っている霊を救済する術等々があるそうです。
そして陰間の旅の術の中でも一番の醍醐味?が「探元神宮」というもの。
陰間には現世の人一人一人の根本的生命エネルギー?「元神」を祀った家屋「神宮」があり、その家に
置かれている家具等のしつらえや庭、家の周辺環境の状態で、現世のその人の状態・状況が一目瞭然で
わかる術だそうです。
その人の文化背景によって建物が中国風だったり日本家屋だったりするのも面白いわ。
その他探元神宮について色々書かれてある中で おっっと思ったくだりがありました。
各人の「神宮」の中には書物があり、それにはその人の寿命や未来の出来事について詳細に書かれてある
というくだりです。そこには自分や家族のことまで書かれてあったそうです。
よく聞くアカシックレコードと違うところは、読みに行くだけでなく、上書き変更できるという点で、
陰間での神宮や樹木・花の状態が悪い=その人の現世での状態
が思わしくない場合、術で家屋の中や草木の状態を改善することによって
現世のその人の健康及び経済状態等を改善することができるというのです。
花がしおれかけ(=体調が悪い)ていたら肥料を与えたり、神宮内の米櫃の米が少ない(=金運が貧弱)
なのでお米を足してあげると現世のその人も同じ状態に改善されていったようです。
改善する際、場合によっては
お金(陰間だけに通用する紙のお金)を陰間の人に支払う必要があったりするのが
何ともユニークだw
当然、道教の術の力を借りなくても、自分で生活改善したり生き方考え方を改めると、それもダイレクトに陰間
に反映されるので、必ずしも未来は全て決まっているわけではないんでしょうね。
寿命も上書き変更できるかどうかは書かれてありませんでしたが。。
当時の陰間の旅のセッションの中で
パオさん自身の人生の終わりまでを自分の神宮内の書物で調べたらしいのですが、
当たってたんかな・・。