満開の桜も見かけるようになりようやく春らしくなりましたし、また小さなオカルトを探してお出かけしたくなってきたわ。
そして前方の山が三井寺のある長等山。山肌が山桜で薄ピンク色に。
そして三井寺です。
規模は私の感覚では比叡山の四分の一程度かなという感じで一回りするのに所要時間40分程度。
と慈覚大師円仁の門流との2派に別れ対立するようになってしまいました。両派の対立は激化し、
こともあり関係は平行線のままだったようです。
ざっくりとアウトラインを書きましたがこのお寺も秘宝とされる黄不動明王や金堂、近江百景にも出てくる重文
「三井の晩鐘」など国宝級の建物や宝物が多数ありますが、
中でも一番オカルト風味なのは観音堂近くにひっそりと建っている「十八明神」別名「ねずみの宮」
というお社です。
平安時代に頼豪という名高い僧がいまして、修験で会得したかなりの霊力があったといわ
が僧侶として正式に認められる授戒を受けることができる場所)に定めてもらおうと朝廷に働きかけていたとこ
ろ、頼豪は朝廷から天皇に皇子が生まれるように祈祷するように命を受けます。
しかし、一旦は認められたのに、ここでまたしても比叡山からの強い圧力を受け、
これに怒った頼豪、自分の祈祷で生まれた敦文親王を今度は自らの祈祷で命を奪おうと二十一日間の不眠不
頼豪は魔道に落ちた怨霊となり、鉄鼠に変化し延暦寺に行き経典を食い破ったそうな。。
頼豪が変化した鉄鼠は比叡山の僧の法力で出てきた大猫に退治されたという説もあり
どっちにしろほんまかいなということでw
妖怪鉄鼠についての説明はここにありました。
本当かどうかはともかくとして、延暦寺との仲の悪さがよくわかるエピソードです。
延暦寺は頼豪の怨霊に恐れをなして神として祀り、その社がこの十八明神だとされています。
拝観ルート沿いにぽつんと建っていて、祠の目の前で、一体どこにあるんだろうか・・とキョロキョロ探したぐらい
(おひ)地味なお社です。地味とか言ったら怒られるな、、
十八明神です
祠は比叡山の方角に向かって建っていて、
祠同士でガンの飛ばしあいてどんだけトムとジェリーやねんw
ちなみにガンを飛ばすことを大阪弁で柄の悪い言い方だと「めんち切る」といいますが、京都滋賀でも通じるの
かはわかりませんw
もうちょっと続きます