スピリチュアルと幾何学との関係をテーマにしている珍しいタイプの本です。
物理学を学んでいた著者が、天使や、エジプトの時代ではトート神と呼ばれていた
高次のスピリット?によってスピリチュアルの世界に導かれていく・・
という大枠のストーリーで本は進んでいきます。
大学院で物理学を研究していて、物理を突き詰めた末に「わからない」という結論に達してしまい、
物理学をすっぱり捨てて本屋さんになったという人を思い出しましたが、科学の限界みたいなもの
を感じてしまうのでしょうか。足し算引き算ですらあやうい私にはわからん世界です。。w
この本の中では、地球の成り立ちからアダムとイヴ、レムリア大陸~アトランティス大陸
スケールで語られています。
CG駆使して3部作ぐらいの映画にしても面白いかもしれないわー
また、古代文明の話だけではなく、今でもオカルトでとりあげられるテーマが多岐に渡って
これでもかと詰め込まれていて読み応え十分です。
この本のタイトルにもなっている
エジプトのピラミッド内部の壁面に描かれていた幾何学模様、フラワー・オブ・ライフ(生命の花)。
この模様の中には、シード・オブ・ライフ(生命の種子)、そして、さらにその内側にはカバラで有名な
ツリー・オブ・ライフ(生命の木)のパターンが描かれているそうです。
また発見されたエジプトだけではなくて、世界中どこでもみつけることができる模様というの
も不思議ですね。確かに日本だと工芸品などの模様で古くから使われてそうな気がします。
さてこのフラワー・オブ・ライフの中に託された意味とはなんぞや?・・読んでみてくださいw
最後の章では、著者が一番伝えたかったであろうことが書かれてあるのですが、
プラトン立体からはじまってファイ比率、黄金螺旋とフィナボッチ螺旋と
ダ・ヴィンチのカノンとの関係、二進法数列とフィボナッチ数列 等々を駆使して
幾何学的な視点からみた人間の身体、生命の仕組みが延々と書かれていまして、
理数が苦手な私が理解するにはハードル高すぎだな、こりゃ Orz
こじつけだという人もいますが、そうだとしても いやーよく考えられてるなーと感心します。
この本は図や写真が沢山載せられているので、理解するところまではいかなくても、
それらをみて何となくわかった気には、なれます;^^
多分こういう読者のために親切に図や写真を沢山載せてくれているんだろうw
オカルト好きだけではなくて、理数が好きな人も楽しめるという珍しい本です。
一番楽しめるのは右脳と左脳両方まんべんなく使える人だと思う。
理数が好きな人が読むとどんな感想もつのか、聞いてみたいわー
・・と、内容が濃すぎて何から書けばいいのか 全く纏まってません(おひ)、
いつものように真偽はわからずですが、スケールが大きすぎて
わからんでもいいわというか、わかるわけないわと思わせてくれます。
出版が2001年と12年も前の本ですが、時事的な出来事は別として
全体的に古さはさほど感じさせず、今でも十分面白いと思います。
今のところ2巻まで出版されています。2巻はこれから・・最後まで読めるのか;^^
1,2巻までは2012年のアセンションまでのことが書かれてあるので、
アセンションが終わった(らしい)今、著者はどんな事書くんだろうか、続刊出してほしいなぁ。