イギリスのある場所に済んでいる49歳の男性が祖母から絵を譲り受けた。
譲り受けたものの、妻が気味が悪いと飾るのを反対されて地下室に置きっぱなしだったが、
10年後の大雨で地下室が浸水したため、絵が濡れないようにと地下室から非難させ
二階の空き部屋に立掛けておいたのだが、その日を境に家の中で様々な
怪奇現象が起こるようになる。
誰もいない二階から誰かの泣き声や歩き回る足音が聞こえてきたり、
バスルームのドアや洗面台の鏡越しに鋭い視線を感じたり・・ある時は、息子が
二階から階段を降りようとした時に冷たい両手で後ろから押され階段から落ちたこともあったが
幸い大きな怪我はなかったものの、息子まで異変を感じはじめた。
当の男性本人に起こったことは、眠っていると胸倉を掴み持ち上げられて
ベッドに何度も叩きつけられる夢を見て思わず飛び起きた。 うなされただけだと思いつつふとベッド
の脇をみると、そこには姿はないのに大男の影だけが見えていた。
家族はきっとこれはあの絵のせいだといよいよ確信する。
ある時、男性はこの絵に何が起こっているのか知りたくなり、ムービーカメラを絵の前に置き
一晩中絵を撮影してみたところ、絵の前に白い煙のようなものが立ち込めはじめたり、白い蔭が
スッとカメラの前を横切り、最後には立掛けてある絵が勝手にバタンと倒れる様子
をカメラは捕えていた。 そのビデオも流してくれたんだけど、見たらそこもやっぱり
全体的に気味悪い感じ。
・・という絵の話でしたが、一体実物はどんな絵だったのかといいますと、TVにうつった絵は
見るからに気味悪かったです。特に向かって左側の部分が何となく・・あかんわあれ。
なんでもその絵を描いた画家は、あの絵を絵の具に自分の血を混ぜ込んで描き、、
絵が完成したあと自殺して亡くなったと譲り受けた祖母から聞かされたいた。
そんな絵をいつまでも持ち続けるって普通では考えられないんですけど、いまでも
捨てずに自宅とは別のしかるべき場所で大切に箱に梱包して保管されているそうな。
もしかしてあの絵に捨てることができなくなるような
持ち主しかわからない魔力のようなものがあるんだろうか。
絵とか人形は、人から譲り受けるときちょっと考えてしまうわ、、