有閑堂

オカルト好きのブログ

Zさん その3

続きです


私の能力不足もあり仕事はわりと終電までやる事も多く(ブラックです!)帰って食事となると

25時前後が常となっておりました。
 
 多分6月位だったと思うのですが、夜に食事を取ってると

仕切りで区切られてるだけの隣の居間から家鳴りのような音が頻繁にするんです。

たまに少し早い23時頃とか、遅い時間でも誰かしら居ると音は全く鳴らず

遅い時間に自分が居間に居る時も鳴りません。

遅い時間に私が食堂に居る時にのみ鳴るということに暫くして気付きました。


いつもの如く遅い夕食を食べ始めると例の如く家鳴りが・・・何かアピールされてるような感じがして

何となく思い当たる事といえば彼女の事で、もしかして生き霊?とか思ったりもしたので

そこで試しに呼び掛けてみました。

「Aさん(彼女の苗字)?」・・・反応無。

「Mさん(彼女の名前。私が普段呼んでた呼び方)」するとパシッっと絶妙なタイミングで鳴りました。

少し驚きましたが、元々あまり怖くも無い家鳴り?の正体がどうやら彼女の生き霊かもと思われた

のでなんとなくではあるものの正体に目星が付いたのと

彼女に少なからず未練じみたものもあり安心の方が大きかったです。

それで先ずは彼女に謝りました。すると間を置いてパシッ(以後Pと表記)と鳴りました。

それから別れるに至った自分の当時の気持ちと今の気持ちを話し再度謝るとまたP、

少し自分の近況の話をして就寝の挨拶するとP、でこの日は終了。

この日気付いた事なのですが、彼女の名前を言ってから此方が何か話しかけている間は全くPが無いんです。

次の日も一人で少し遅めの食事してたらPが。

彼女の名前を呼ぶとP.  テーブルの向かいの席に座る様に勧めて椅子を引いて

グラスにお酒を注いで置いてあげたらP、

それから普通に仕事の話をしたり、彼女の近況聞いたりwすると相槌のタイミングでP、

この日もそれ以外でPは無し。

暫くそういうことを何日か続けたある日、何となく彼女の生き霊?は別れた時の気持ちのまま

自分についているんだなぁと思い、彼女と向き合い気持ちに応えてあげられなかった自分に嫌悪しながらも、

確か生き霊って無意識に出してる方にも良く無かったハズだよなぁとか考えたりしていました。

この時は付き合っていた時と同じ位に彼女の事を考えている自分がいて、

今ならちゃんと彼女と巧くやれたのかもしれないという思いから、

彼女に「今幸せ?」って聞いたら沈黙。

「良くわからない?」って聞いたらP、そこで

「俺とやり直して結婚しませんか?」と聞いてみると、

隣の部屋の真ん中位の真っ暗な空間の辺りから

一丁締めの手拍子みたいな大きな音でパーン!と一鳴りし、音の大きさも相まって

直後の深い沈黙が印象的でした。

かなり大きな音だったのに、家人は誰も気付かず起きて来ませんでした。

その日以来、家鳴りみたいな音はビタリと止み現在に至ります。


あと余談ですが、偶然なのか私の才能wなのか解りませんが、最後の家鳴りがあった日を境に

仕事がとても順調でかなり大きな仕事もモノにしています。まだ生き霊的なモノは離れてなくて

影でサポートしてくれてるのかと思ったり。

仕事が忙しくなると当然ストイックな生活になり、お金もそれなりに貯まりました(結婚に踏み切れなかっ

た一因が貯金の少なさでした)。

ただ、友人知人に紹介して貰ったり、話が合っていいなと思った女性と飲み会なんかで次に会う機会があると、

その女性が必ず当日体調崩したりで来れなくなり、その後は会う機会もなくそれきりになってしまうので

今に至るまで女性とのプライベートな繋がりがほぼ絶たれています。

ここまで書いてて何ですが、ルナさんに何も起こって無いと良いのですが.。


もう少し続きます