古くから亀岡盆地の御蔭山を神体山として祀る信仰があったことから、社殿は709年に創建された神社です。
主祭神は、大国主神(おおくにぬしのかみ)
出雲大神宮では、別名を「三穂津彦大神」や「御蔭大神」とも呼ばれています。
出雲といえば、島根の出雲大社が有名です。一般的には島根の出雲大社から勧請したとされていますが、社伝では逆に、出雲大社の方が出雲大神宮より勧請を受けたとし、江戸時代末までは出雲大社は、杵築大社と呼ばれており、「出雲の神」と言えば出雲大神宮を指していた。なので今でも「元出雲」や「千年宮」の通称で呼ばれている。と。
・・なるほど。知りませんでした。「元伊勢」だけでなく「元出雲」もあったんですな。
ということで、出雲大神宮は、出雲大社及び亀岡市内にある出雲大社京都分院とは別法人の神社。神社本庁には属していない単立神社です。
とはいえ出雲大社との関係はないわけではなく、参道にある「国幣中社 出雲神社」の社名標は、出雲大社の元宮司・千家尊福氏の筆のもの。また正面の石碑「丹波國一之宮 出雲大神宮」は出雲大社現宮司・千家尊祐氏の筆で書かれたものなので、交流は深いんですね。
神社入り口
いつものお約束で向かう道中から雨が降りましたが、到着したら止みました。
境内入ってすぐにある岩にはサワガニが何匹も住んでいました。かわいい。
サワガニは綺麗な水にしか生息しないので、ここからも水質の良さがわかります。
そしてすぐ傍奥に眞名井のいずみと呼ばれ湧き水が湧いています。
日本水質保健研究所によれば、古生代の石灰岩層をつたって火山噴火でできたマグマの接触変成岩層から湧き出ている水で、ミネラルがバランスよく含まれる極めて健康によい理想の水という科学的にもお墨付きの名水ということで、参拝者が御神水を汲みに訪れるとか。この時も参拝者がお水を汲みに来てはりました。私はボトルを持って来なかった、、Orz
拝殿
本殿
風もないのに一番左の紙垂だけが大きく揺れていて、手を合わせお参りしながら私はおおーこれは歓迎してくれているのではと勝手に解釈し内心興奮w
そして本殿脇から森の中に進んでいきます。日光も差し込んできました。
森に入ったところから空気が変わります。緑の香りも立ちのぼってとても気持ち良かったです。
最初に見えるのが末社の春日社
祭神は
建御雷之男神(タケミカヅチノオノカミ)
天兒屋命(アメノコヤネノミコト)
大国主命による国造りが完了して、皇孫に国譲りの際、天津神の使者として遣わされたのが建御雷之男神とのこと。
御蔭(みかげ)の滝
竜神乃神をお祀りする滝として古来から地域の源として崇められているそうです
帰宅後画像を確認すると、肉眼では見えませんでしたが右上と右下のあたりに白く丸いものが飛んでいました。オーブ?水しぶきかもしれんけどw
磐座
禁足地になっています
横穴式の古墳
ここから内側は禁足地です
その他、素戔嗚尊(スサノオノミコト)と妻の櫛稲田姫尊(クシイナダヒメノミコト)を祀る上(かみ)の社と奥に磐座がありますが、磐座を参拝するには神社での受付手続きが必要なので次回の楽しみにとっておきます。
森を出るところに見えるのが
笑顔社
少那毘古名命(スクナヒコナノミコト)が祀られているお社です。
事代主は七福神のえびす様と同一視されています。
少那毘古名命は国譲り以前の国造りで大国主命に協力した神様。とても小さい神様で天乃羅摩船(アメノカガミノフネ=ガガイモの実とされる)に乗ってやってきたというエピソードから宇宙人説もありますね、確か。
それぞれ商売繁盛、医薬&健康という得意分野をお持ちですが、2柱とも占いや呪い(まじない)も司っている神様なのでオカスピ好きの私にとっては嬉しい神様。しっかりお参りしてきましたw
森の中でお参りしていると、御祈祷されているのか神事の太鼓の音が聴こえてきました。
帰り際に御祈祷の様子を外からちょびっと見学させてもらおうと再度本殿に向かったところ、左端の紙垂だけがまたくるくる揺れていました。めっちゃサービス精神ある神様で、好きw
いつもは体感的に何か感じることが少ないけれど、出雲大神宮をお参りした日の夜に気づいたことは、眼精疲労が劇的に軽くなっていたことですw
首から上、特に目とその周りがすっきり見えやすくなっていました。これは神社の御利益かも。ありがとうございます。
近いうちにまたお参りしますw
神社を出て街を走っていると、大本教の関連施設の案内看板などが目に入りましたし亀岡はスピリチュアルなエネルギーの高い土地なんだなと実際足を運んでみても感じました。