整体師さんの本。
整体のことは殆ど知らないし、書かれている内容は、整体の世界のことなのに、
「気」という言葉が良く出てくるせいか、かなり面白かった。
この本には「気」やいろんなアトピーから産婦人科婦系、不登校まで、著者の整体師としての、
経験から来る考え方、思いが書かれてある。
気から見た身体は外側との連続したつながりがあり、たとえば人が複数いれば、互いにそばにいるだ
で、互いに共鳴する。。ってのは「波長の法則」のことなのか?と読みながらついスピ系のことに
当てはめてしまいたくなった。
風邪を引いたり、他の病気になったときというのは、身体が免疫を含めたバランスを一旦崩して
新たに取り直す状態で、かならずしも悪い事ではない・・ピンチはチャンスってことなのね。
日頃から忌み嫌って、風邪を引かないように必死になっている自分からしたら目からウロコが
ボロボロ落ちた。
また、整体の世界では、生理的・心理的な傾向が生じ、体質や、個人の性格を形成しているとされる
「体癖」という概念があり、やはり心身というのはかなり密接につながっているらしい。
人間ってかなりよく出来てるよなぁとヘンな感想を持ってしまう。
体癖についての説明は↓にあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%93%E7%99%96
足の内側の筋肉が固い人が多いということで、足の内側の筋肉をほぐす方法も紹介されていた。
私はマッサージ屋さんに行くと必ず腰の足の内側の筋肉がとても固いと
以前から言われ続けていたので、簡単だし試してみた。
足の内側を触ってみると、かなり柔らかくなったし、
毎日寝る前に一度するだけで、かなり持続するような気がする。
今度マッサージ屋さんに言って足の具合を尋ねてみようっとw
巻末には体内の気を上手く流すための基本的な呼吸法の説明もあった。
「気の流し方」は、人によっては簡単なんだろうけれど、やはり私はなかなか上手くできない。
気は身体のあちこちでかなり滞ってると思うんですが・・(嘆)
ちくま文庫から、定価580円で出ています。