有閑堂

オカルト好きのブログ

江原@心の処方箋スペシャルその3

最後の視聴者相談は40代の主婦の相談で

「長男は成績優秀だが高いプライドのせいで人間関係が上手くいかない。高校に入って

自分の成績を自慢したことが原因でいじめにあった。以来無気力になり、家では家族に暴言を吐いたり

バットを振り回すようになってしまった。どうしたらいいのかわからず途方にくれてしまっている」

という内容だった。

再現VTRでは息子はかなり凶暴そうに描かれていた。


まず、スタジオの西川峰子や他の出演者が相談者に

相談者自身は自分の母親にどんな風に育てられてきたかを尋ねた。

相談者の母親は個性の強い性格で、世間体を気にするような母親で、相談者は常に母親の

何をするにも母親の顔色を見るといった育ち方をした。

自分はそんな母親のような育て方をするまいとしてきたことが

逆に同じになってしまったのかもしれないのかなと相談者は答えていた。


江原は

「相談者の息子本人が一番可哀想なので、本当はここには息子が来て欲しかった」という

言葉から始めた。

霊視で見てみると、この仮定は父親がまったく家族に対して無関心。

夫婦仲も形だけ、体裁だけ保ってきた。相談者も諦めてしまってて、まぁ日々暮らせればいいと

思って物質の奴隷になってしまっている。

父親は息子の心の内を一度も聞こうとしないのに、息子の暴言を聞いて息子をいきなり殴っても

息子は腹を立てるだけで何も伝わっていない。

相談者の息子は男の子として生きるにはちょっと線が細いかなと思うくらいとても繊細で、

芸術系の感性のある子で、小さい頃から絵を書いたり音楽が好きだったりと女の子的な部分が

あった子供だったはず。

どうしてこんな風に反発するのかというと、親に自分の気持ちをわかって欲しいという気持ちが

強く、なかなかわかってもらえないからだんだんエスカレートしてきてしまった。

この家に生まれてきたのは学びのためなんだけどね。


親に直接叱って欲しかったり慰めて欲しかったのに、それが今まで

ことごとく裏切られていた。本当は母親に諌めて叱咤激励して欲しかったのに、

相談者は思わず学校に連絡してしまいかえってバツの悪いことになってしまったりと

息子の意図していることとは全然違う行動を相談者は取ってきてしまった。

息子の暴言暴力はそれをわからせようとエスカレートしてきている。

でも、暴言を吐いているうちはまだ親に対して期待している証拠(だから希望はある)。


息子を育ててきたと言っても、物を与えてきただけになっている。

自分が親だと言える育て方をしてきているかどうか。

息子がこうなってしまったのは家族のせいだと思わなければいけない。

この子が悪いんじゃない、逆にこの子は繊細でこんな風になってしまって可哀想に思う。

乱暴者のように見えるけど、家の外ではそんなことできないしやっていない。


高校でいじめられたといっても跳ね返せる程度のもの。でも、家に帰ると暗い顔した母親・・

拠り所がなくて跳ね返すパワーすらない状態になっていると・・どんどん続ける江原。


江原は息子の幼少時代まで入り込んで霊視してみたら、

ちょっとした家族の団欒すら見えなくて

相談者の夫は家族に対して愛情が全然ないけれど、相談者は形だけでもいいと思っている

・・と指摘されて苦笑いしている(らしい)相談者。


離婚も考えたこともあっただろうけど、まずは今までなかった家族の団欒を取り戻さないと

(前途が明るくならない)・・と江原が言ったところでタイムオーバー。


この相談は 夫婦の仲、父子関係、母子関係、母親自身の親との関係・・といろいろなものが

絡まりあっていて、かなり根が深いようだった。



二つの相談の共通は

家族の中で父親がその役割を放棄してしまっていること・・かな。

忙しいというのは理由にはならないと思う。



どちらの相談も、オカルト的ではなかったけど、

子育て中の私には全然他人事には思えなくて、ある意味十二分に恐がらせてもらいました、はい。