大阪市立美術館で催されているプラド美術館展を見に行ってきた。
ゴヤ、ベラスケス、フランダースの犬で初めて知ったルーベンスw、
ティッツィアーノ・・。
美術の教科書にも載っているような有名な画家の絵が
美術館に行くとすぐ手に届きそうな距離で自分の目の前にあるのがいつも妙な気分になる。
でも、今回は一番印象に残っている絵が
普段はあまりじっくり見ようとはしない静物画だった。
スペイン語では静物画の中でも厨房画を「ボデゴン」というらしい。
数あるボデゴンの中でも、
サンチェス・コタンの「狩猟の獲物、野菜、果物のあるボデゴン」。
これが一番印象に残った。
食べ物の静物画はその家が裕福であることを誇示するために描かれていたらしいけど、
そんなことに関心がいかなかった。
描かれている野菜、果物があまりにリアルに描かれているため、
本当に絵が額から飛び出したように見えるのにただただ感心するばかりw
絵にこめられたメッセージ等々ドラマを感じたりしながら鑑賞するものだと
思い込んでいたのに
絵に近づいて見たり、少し離れて見たりとしばらくその絵の前で単純に楽しんだw
単純に見て楽しむということを教えてもらった絵だった。
http://event.yomiuri.co.jp/prado/