有閑堂

オカルト好きのブログ

美輪明宏コンサート

オーラの泉でもさんざん美輪さんのステージは凄いというゲストの人のコメント(リップサービス?)

を聞いているうちに、一体彼の(彼女?)ステージのどこが凄いんだろうか、

一度観てみたいもんだと密かに思っていた私は釣られてますか?w


そんなある日、録画していたオーラの泉を見終わり再生停止のボタンを押したとたんに

目に飛び込んできた美輪明宏コンサートの告知w

これは偶然じゃないのねとまだオーラの泉モードが抜けきってない私は次の瞬間

何の迷いもなくチケットを申し込む動作に入っていたのでした。

で、これまたすんなりチケット取れたもんだから これは行くしかないだろう、

しっかり行って参りました美輪明宏コンサート。

ちなみに あてくし日本人のコンサートに行くのは おぼろげにしか覚えてないけど

子供の頃 意味もわからず母親に連れられて行った

ちあきなおみ」のコンサート以来だ・・ってどんだけ昔やねんw


会場には老若男女服装もマチマチでいろんなタイプの人たちがいて

ファン層の広さが伺えました。

そして開演。


いつもの黄色の髪ではなく、黒のウイッグできらびやかなドレス姿の美輪明宏

開口一番「こんばんは 江原啓之です」といきなり笑わせてくれますw

そしてそこから 3時間にもわたる歌、ダンス、トーク美輪明宏ワールドが繰り広げられました。

今回のステージのテーマは「愛」だったので、全て愛に関する歌。愛の歌、哀の歌・・。


政治色やメッセージ色の強い歌は一切なし、ということで「ヨイトマケの唄」もなし。

主に大正から昭和にかけての流行歌?やシャンソンが中心に歌われていました。

オリジナルはハンガリーの歌で当時の時代背景の影響もあったせいか、この陰鬱な歌を聴いて

自ら命を断つ人が続出したとかいうオカな曰くつきの「暗い日曜日」も歌ってくれました。

こんなところでこの歌聴けるとは・・

う、、でもやっぱりこの歌暗いわ。。美輪明宏の生歌なので余計に迫力あったし。



何といっても美輪さんの声量が凄かった。マイクをみぞおちのあたりまで

かなり離して歌っているにもかかわらず、耳の奥までジンジン響き渡る声が

70才越えてる人とは思えない。

最初マイクの感度がいいからかと思ったけれど、

それだと小さなブレスの音までうるさい位拾うはずなのにブレスの音はさほど聞こえなかったから

多分声量が凄いんだと思う。

今の若いミュージシャンは食べてしまうんじゃないかと思うくらいマイク近づけて歌う人

結構いるもんね(声量あるなしは別としてw)。


ただ、残念ながら昭和初期までの流行歌はまったくわからないので、ふーん程度しか

食いつけませんで歌に入り込みきれず、前半ちょっとうつらうつらしかけました、

ファンの方、すみません(土下座)


フィナーレはエディット・ピアフの「愛の賛歌」を、直訳して説明したあと、原曲の歌詞で歌い、

スピ系のトークをしばらくした後、

アンコールでは喜納 昌吉の「花」を美輪節で。

上からキラキラしたいっぱいの紙ふぶきが両手を広げて挨拶をする美輪明宏の周囲で舞い散る中

幕が降り、ステージ終了。




ステージセットは愛をテーマに花が飾られてあり、頭上には星がきらめいて夢の世界。

そして歌に合わせてバックの背景スクリーンの

シルエットが変わるだけでそこが華やかなパリの街から哀しい一人きりの暗い部屋の中まで

がらっとステージの雰囲気が変わるというアイデアが素敵だった。


衣装替えはあまり無く、15分間の休憩を取る以外はずっと出ずっぱりで

歌ありトークあり笑いありのワンマンショー3時間、しっかり堪能させていただきました。