後半のゲストは俳優の加藤雅也。
スピリチュアルチェックの間、いつもだったら全然違う方向を向いて目を瞑ったり
ゲストの答えにクスッと笑ってることが多い美輪明宏が、珍しく加藤の姿を真剣な顔で
じっと見ていた。こういう時は結構感触いいのかもｗ
高校生の頃は成績も良く、陸上選手としても活躍していた文武両道だった加藤が転機を迎えたの
は大学生の時。
いつも買っていた「ぴあ」ではなく、たまたま「シティーロード（懐かしい）」を買っ
て読んでいたところ、たまたま映画サークルのメンバー募集の広告を見つけた。
いつもは慎重なほうでそういうものに首を突っ込むことなどしないはずなのに、連絡先の最寄の駅が
隣の駅だというだけで、なぜか広告主のサークルのリーダーに連絡を取りサークルに入ることになった。
しかし大学の授業やバイトもあることから あまり熱心にサークル活動はせずいつしか顔を出すことも
あまりしなかったようだ。
そんなある日、大学の掲示板にサークルのリーダーからの「連絡が欲しい」という
加藤宛の張り紙を見つけた。加藤は連絡を取ると、リーダーはモデルクラブのマネージャーの仕事に
就いており、当時から容姿端麗だった加藤はモデルにならないかと誘われた。
たまたまが続いて気がついたらモデルの世界に入っていた加藤は、運命を感じたという。
雑誌モデルの上はショーモデルだと単純な発想でパリコレのモデルになったものの、体格面で
自分の限界を知り、あっさり諦めたらしい。
加藤は自分でデータに弱いと言っていて、陸上を辞めたのも数値データで
自分の肉体の限界を知ったかららしい。学部は理系だったのかなｗ
そしてその後俳優に転向したのは俳優にはデータがなく、どんな人でも役柄の可能性は
無限にあることを知ったから。演技は数値化できないもんね。
そしてさらにハリウッドに進出を考えたのは
日本人はハリウッド映画に出られないと聞き、その理由を知りたいという動機からだったという。
加藤は英語のマスターすることからとまずは語学留学をした後、
１９９４年にアメリカで俳優活動を始め、その２年後に準主役に抜擢された。
そんな経緯を持つ加藤のことを江原は霊視していたが、あまりにも見えていたものが複雑で・・と
どこからどう説明したらいいのか困っていた。
ハリウッドに飛び込んで行くなんて考えられないくらい本質は繊細らしい。
そんな加藤が俳優を志し、後にハリウッドに行こうと決心した理由は、
学生時代に陸上競技を辞めた挫折感から来ているように江原には視えた。
そして加藤はもともと本当は身体は丈夫ではなく、
すぐに故障したり、胃腸も弱い（繊細だからか？）加藤があのまま
陸上競技をやっていたら命を落としていたかもしれないとも言っていた。
陸上から俳優に方向転換する経緯もプログラミングされていることらしい。
えらくまどろっこしい回り道だｗ
ハリウッドでは加藤は損だったと江原。それは日本人離れした容姿が日本人の役すらできなかったから。
実際 加藤はエージェントに主役を張るかあとはないと言われたらしい。
どっちかといえば、マシ・オカみたいな日本人の典型みたいな容姿のほうが役はあるかも。
ただし、それだったら大抵は脇役止まりとは思うけど（マシ・オカは主役級ですが）。
今までは濃い顔の容姿が邪魔をしていたけれど、
今後は日本人の容姿のバリエーションが認識されるようになるので、ようやく
日の目を見るようになると美輪と江原。
加藤は日本人独特の静の演技を外国の観客にわからせることができれば、道も広がるのではないかと
思うと話していた。
黒澤映画に出演したことで国際的俳優として有名になった三船敏郎も「日本発」の俳優だから
同業者ではなくアーティストとして大切にされるのだと拠点を最後までアメリカに移さなかった。
日本人ならではの良さを大切にすればいいのではと美輪はアドバイスしていた。
そして、俳優だけではなく司会やその他多方面での可能性が視える。それに気づかないのは
宝の持ち腐れだとえらく評価の高い加藤雅也。スピリチュアルチェックの時
ものすごじーっと凝視していたのはそこを見てたからか？
チャラチャラして幼稚なイマドキのイケメンじゃなくて、昔の俳優のように
大人の落ち着きを備えている加藤雅也は美輪の好みっていうのもあるかな。
とにかく追い風が来てるらしい。
前世もオーラの色も江原が「複雑だ」と言っていたところ詳しく触れずに
加藤を褒めたというか持ち上げただけで なんとなくあっさり終わってしまった。
今回はどちらかというと芸能人の不思議体験のほうが主になっていた気がするけど、
面白そうな部分は２時間スペシャルあたりまで温存してたりしてと都合の良い妄想ｗ
って来週は２時間スペシャルですなｗ
