勇気一つを友にして

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先日、関西ローカルの番組で「怖い絵」特集をやっていて

ゲストに「怖い絵」の著者中野京子氏が出て簡単な説明もしてくれていた。

そんな何点かの絵の中に出てきたブリューゲル「イカロスの堕落のある風景」。

一見長閑そうな絵の中にイカロスが墜落している絵だ。

絵のタイトルになってるのにどこに墜落してるかわからんくらい

イカロスは小さく控えめに描かれてあった。

バベルの塔の絵もブリューゲルが描いたのね。絵は見たことあるけど作者までは知らんかったわ。

レギュラーゲストのブラマヨがイカロスと言えば・・と

昔「みんなのうた」でやってたイカロスの歌をうろ覚えながら歌っていた。

私もこの歌知ってるわ～と探してみたらありましたｗ

この時は子供だったし何の気なしにかわいそうな歌だなと思ってみていたな。

今でも覚えてるってことはインパクトはあったんだろう。

ブりゅーゲルの絵の解説の時の説明では、イカロスは当時のネーデルランドを象徴していて

太陽はネーデルランドが支配を受けていたスペイン。

イカロスが墜落しているのに見てみぬフリをしなければならなかった事情を背景に持つ

長閑さがこの絵の怖さだと言っていた。う～む。

絵画を鑑賞するときは下調べしないと面白さが半減しますね。反省。

ネーデルランドとスペインの関係を踏まえて「勇気一つ・・」を聴くと

また印象が違ってくる。

中野さんの研究から出た解釈？で

歌についている動画を見るとそういう意味を込めて歌が作られたようではなさそうですが。

「怖い絵」の本面白そう、読んでみたくなった。

有閑堂