有閑堂

オカルト好きのブログ

オーラの泉 お盆2時間スペシャルその4

 後半のゲストは脚本家の倉本聰

 脚本を何かに書かされているような気がしてならないときがあるといい、

冴えているときは一日で2時間もののドラマを書き上げてしまうことさえあるらしい。

ただ、脱稿した後、肩が凝り、胃の中のものを吐いてしまうほど消耗が激しく、

どうにかならないかと昔から懇意にしている霊能者に相談したところ、目に見えない何かに

書かされてからだといわれ、対処法として執筆するときにお香を焚くようにアドバイスを受けた。

それからは原稿を書くときは必ずお香を焚いているという倉本聰だが、一度締め切った部屋の中で焚くお

香の煙が身体に絡みついてくるような感覚を覚えた。

そのことを霊能者に言うと、「お前は次の作品で賞と取る」と予言され、その言葉のとおり、8個の放送

業界の賞を取った。

その話を聞いて美輪が三島由紀夫のエピソードを話しだした。


「英霊の聲」という作品を書いていた頃の三島由紀夫には三島の背後に原稿を書かせようとしている

霊のような諸々が見えた美輪は三島に自動書記のような経験はないかと尋ねたところ、

三島は自分は眠くてしょうがないのに勝手に手がどんどん文章をつづっていくという体験談をした。

一通り書き上げてから原稿を読み返しているとどうも気にいらない箇所があり

手直しをしようとペンを持つのだがペンを持つ手がどうしても動かない。何かに手直しさせまいと妨害さ

れているように感じたという。

その話を聞いた三島の妻は脱稿して部屋から出てきた三島の消耗しきった姿を見て、

まるで亡霊のようだと言っていたという。



倉本は賞を獲った時、この賞は見えない何かのお陰ではなく、自力で獲ったのだと

思い込んだとたん、その後4年間は満足のいく作品を書くことができなくなってしまったという。


倉本は、スランプだった4年間の葛藤を経て感じたことは、芸術家やクリエイターは、神の奏でる楽器に

徹するべきで、天からインスピレーションが降りてこられるように常に自分の我欲を捨て清浄な状態に保

つべきだという思いに至ったと話していた。


国分が仕事で一緒だった倉本をオーラに誘ったのだが、「いくわけないだろう」と一蹴され、そしてその

後、江原が倉本と共通の知り合いの人物の提案で北海道の倉本の劇場の楽屋で直接会う機会を持ちその流

れで出演のオファーを受けたという経緯があった。


江原は劇場で「歸國」を見ている最中、英霊達の隊列が行くシーンの後ろに本物の英霊達がずらっと並ん

でみている姿が視えたといい、番組内で流れたそのシーンのVTRを視てもそれがはっきり視えているとい

っていた。どういう思いで出てきたんだろうか・・。



先月、私が江原の講演会に行ったきには、既に倉本聰のオーラは収録済みだった。一ヶ月前には収録終わ

ってるのね。

その時に倉本聰の話は常々自分が思っていることを代弁してくれていているようでとても感銘を受けた。

是非その回の放送は見て欲しいと江原は言っていた。

歸國の中で倉本が言いたかったことは、今の日本人は裕福になると幸せになれると思っており、

行動の基準を規則や法律といった無機質なものに求め、それぞれの心の中の良心や眼に見えない物に対し

て畏怖の念を持ち合わせていない。誰も見ていなければ何をしても許されるという風潮がある。

もっと恥を知るべきだということを作品を通して伝えたかったようだ。


美輪は戦時中に見た出征する息子にしがみつき必ず生きて帰ってこいと叫んだ母親が

憲兵に弾き飛ばされ怪我をした姿を最後に見ながら出征戦死していった若い兵隊の話をし、

あんな悲しいことを繰り返してはいけないと涙を流していた。



特に北の国以降になると、何かに書かされているという感覚が非常に強くなったという。倉本聰はかなり

霊媒体質なんだろう。

NHKと揉めたとき、西口を出たあたりまでは記憶があるのだが、その後はすっぽり記憶が抜け落ち、気づ

いたときは北海道の千歳空港に降り立っていたという。

江原と美輪はそれは父親が一時乗り移った状態で導いたんだと説明していた。


何かに半ば北海道に呼ばれたような倉本聰は「気づいたら」富良野に移住し、劇団活動や森林を守る活動

を始める。山や森林といった土の神に縁があるのかもしれない。


カナダの原住民の友人のところに泊まったとき、懐かしさを感じたが、1日目は怖くて眠れなかったが2

日目は驚くくらい深い眠りに入れた倉本。友人に聞いたら一日目はテントの周りを小さい子供の霊が歩き

回っていたらしい。そこで試されて受け入れられたからゆっくり眠れるようになったのかもしれないと倉

本聰は話していた。


自然霊や神と縁の深そうな倉本聰、子供のころに影響を強く受けた父親から

まだそれらに使われる使命はあるから書き続けるようにとメッセージを送ってきた。

まだまだ楽器を奏でつづけてくださいという江原に対し、

断筆宣言したわけじゃないから・・と返事していた。



スピリチュアルなことは全く興味がなさそうなのに、江原たちと話していても自然なこととして普通に話

していたのが意外だった。

倉本聰はこれからまだまだ書き続けそうな気がするわ。

・・ということでお盆2時間スペシャルは終わり。


あぁ長い。。いつもよりまとまらなかった、、あうん



前半の江原のヘアスタイルが春風亭小朝のようになっていたのにはびっくりしたw

講演会で見た江原は倉本聰とのトークの部分とほぼ同じだったので、どうも前半のほうが後に収録された

ようね。

あの小朝スタイルはあんまり似合ってないと思うんだけど・・誰か止めてやってほしかった。