前回の続き。
御通夜が終わり、私は自宅に、あとの実家の家族も帰宅した。
翌日は本葬。再び昨日と同じ場所へ集合し、告別式が始まるまで大分時間があったので
何となく雑談しながらその場で待つことに。
その日は雪が降り、昨日よりも更に寒かった。
私達は会場に置いてあったストーブに当たって暖を取っている時、弟二人が私に昨夜の実家での
出来事を話しはじめた。
御通夜から帰宅して、下の弟はすぐに二階の自分の部屋・・元は私がずっと使っていた部屋で
疲れたから休もうとすぐに明かりを消してベッドに潜り込んだ。
しばらくすると、ベッドの下からマットレスに向かって何かがドンドンと突き上げてくるのがはっきりとわかった。
何事かと驚いたが、暗闇の中そのままじっとしていると「それ」は何度かマットレスを突き上げたあと、
またシーンと元の静けさに。
何が起こったのかわからず、どうしようもなく怖くなり、
気を紛らわせようと慌てて映画のDVDを出してきて必死に観てw気分が落ち着いてから
眠った・・という話だった。
その時、部屋の真下にある居間に他の家族はいたのだが、居間の天井がドシンドシンと
かなり大きな音がしていたので、
こんな真夜中にあいつは二階で何を暴れているんだと思ったらしいw
実家の家族は基本的に幽霊なんか信じないスタンスなので、きっとイタチか猫が部屋に迷い込んで
部屋で暴れているんだろうと、なんだかそれも理屈的に無理があると思われるような
無理矢理な物理的原因のせいにしてその場での話は終わった。
つか、元自分の部屋にイタチとか猫が棲みついてたなんて、それもイヤやし、、
さらにしばらく経った時、すっと私のところに下の弟がやってきて、
皆気味悪がるから言わなかったが、話には続きがあり、
ベッドの下にいた何かがあのあとベッドの下から横にあったテレビラックの方に向かって飛び上がった
気配がして、そのまますっ消えたという。
それがイタチや他の動物だったら
暴れてラックの上の物落としたりひっくりかえすはずなのに、物を落としたり動く音すらしなかったらしい。
ちなみにその部屋の壁は壁紙ではなく、木目の化粧板?が張られてある。
動物が出入りするには穴を開けるしかないんだけど、それだけの動物が出入りする穴を開けるには
はっきりさせるには実際にベッドの下を調べるしかないし、帰ったら調べてよと言うと、
どっちが原因でも嫌だとなかなか調べようとしてくれなかった。
どんだけ怖がりやねん、、
続きます。