有閑堂

オカルト好きのブログ

厳島神社

久しぶりの神社仏閣めぐり。
広島県廿日市市厳島(宮島)にある厳島神社に行ってきました。
関西の小学校の修学旅行では定番のコースらしいのですが、私の小学校時代は伊勢神宮でしたし、その後も行く機会がなく。なもんで、今回初めての厳島神社詣ででございます。

主祭神市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)の3女神。天照大神の子で宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれています。
市杵島姫命神仏習合時代に仏教の世界の女神、弁才天と習合してますね。
日本三大弁財天はこの厳島神社と、滋賀県竹生島神社、神奈川県の江島神社
竹生島神社は行ったし、あとは神奈川江の島かー いつか行ってみたいw


厳島神社といえば、海の中に立つ朱色の大鳥居です。

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そうなんです、到着したときはちょうど干潮の時間で海の水がほとんどなくて、鳥居の傍まで歩いていけましたw
ちょっとイメージとは違っちゃいましたが、ツアーで行くとなかなか出くわさないレアな景色だそうなので、これはこれでいいのかも。「レア」という言葉にすこぶる弱いあてくしw

鳥居の足元。柱は海水で腐食するので定期的に立て替るとのこと。
次は2021年に立て替え工事予定だそうです。
現地のガイドさん曰く、二本の柱にはそれぞれ別の場所の杉の木を使います(産地失念)。
神仏習合の証として、鳥居の上の横木の部分の中に、人の頭の大きさぐらいの石が 仏教でいうところの人の煩悩の数だけ置かれていて、その重みで鳥居を押さえているそうです。鳥居の柱は地中深くまで埋めて固定されているんじゃないんですね。。

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柱の足元に見えているのは泥ではなく、フジツボ?の群れでございます。
地面には硬貨がめっちゃ落ちてました。拾ったらあかんでw

大鳥居の正面にあるのが厳島神社本殿です。
満潮時は海上に浮かんでいます。
この社殿も海上に浮かぶように設計されていて、柱は地中には埋まっていないんですって。
床板と床板の間に隙間を空け、そこから海水で床を浸水させて海水の重みで社殿を固定させているんだそう。
社殿を設計した人、釘を一切使わない匠の技、凄い。
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拝殿ではしっかりお参りしてきました。ここはやはり女性らしい雰囲気。朱色も華やかですしね。
拝殿からはそよ風(潮風?)が吹いて提灯?をふわふわと揺らしていました。背筋が伸びますね。


本殿の中庭にある「鏡の池」。普段は海で見えませんが、干潮時だけ姿を現します。
くぼんだ所からは清水が湧いていて形が手鏡に見えることから名付けられました。
秋の月とともに和歌によく詠まれたそう。たしかに月が映るとロマンチック。
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社殿にある能舞台「高舞台(たかぶたい)」。
四天王寺の石舞台・住吉大社の石舞台と共に日本三舞台といわれています。
同じ舞楽が大阪の四天王寺で毎月一回無料で見られるよとガイドさんが教えてくれました。知らんかったw
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海の上で空も広々としている中にある とてもいい雰囲気の神社でした。
今回はパックツアーだったので急ぎ足でしたが、またゆっくりお参りに行きたいです。
次は満潮バージョンがいいなw

おまけ
厳島神社に向かう途中では紅葉が花を咲かせていました。
紅葉の花も初めて見ました。
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