有閑堂

オカルト好きのブログ

神との対話

12,3年前に出版された「神との対話」という本がある。


内容は、あるアメリカ人の男性が、仕事も私生活も最悪の状態からなかなか抜け出せないのに

ムカついて、腹立ちまぎれにノートにその男性が信仰している「神」(多分クリスチャンだった)

に対して恨み言を家でノートに書きなぐってたら、ある時、

突然自分の意思とは違う力が働いて

勝手に手が文章を書き出した。

試しに自分の質問を書いてしばらくすると、また自分の意思とは関係なくその質問に対する答えが

ノートにスラスラと書かれていく(自動書記ってやつなんだろうかw)

自分以外のそのもう一人の書き手は自らを「神」と名乗り、

男性と神の対話が延々と対話形式で繰り返されていく・・という内容だ。


所謂ニューエイジ系?の本なんだけど、

淡々と時にはスラング?やジョークを飛ばしながら

個人的なささいな事から子育て、環境問題までいろいろな質問に対して「神」は答えていく。

それが軽い感じでリズム良く書かれてあって、

読んでてソレ系独特の深刻な暗い雰囲気になることもなく、

とっても面白くて何度も読み返した。


この「神」と名乗ってるのは、多分、作者の守護霊とかそんな立場の者なんじゃないか

と思ったりするけどどうなんだろうか。

といっても私自身、「神」とも「守護霊」ともあったことないから説得力ないですなw


内容的にほんまかいな・・と突っ込み入れたくなる部分も多々あるけど、

そこはさっと流して読み飛ばす。

また、お国柄、宗教観もそれぞれ独特のものがあるだろうから、読んでて、

ん?と、フィットしないところはまぁご愛嬌w


三巻まで何度も読み返した割に、

きっちり全部内容を憶えてなくて(ものすご記憶力が悪い)、

何故かところどころのちょっとした内容だけが自分の記憶にいつまでも残ってて、

それが自分に対しての答えというかヒントなのかなと

勝手にシンクロニシティー扱いして、心のどこかに留めておいてたりする。


この本は出版当時、一部で話題になってそれなりに売れたらしい。

ちなみに私が読んだのはずっと後に文庫化されてから。

個人的には1巻と3巻が好きかなぁw


本屋でちらっと見かけた本のタイトルからして、

以降、そういう「神」との対話みたいな二番煎じ的な本は結構出てるっぽい。


今流行ってる「シルバーバーチ」は巻数が多くて

食指が動かない・・いつか読んでみたいとは思っていますが。


そして、個人的に残念だと思うのは、

神との対話」の作者と熱烈な読者同士が集まってなんらかの

サークルみたいなのを作ってるところ。

そうなるとなんか萎えるんだよねぇ・・。


そこがヤバイ集まりだとは全く思ってないけど、

個人的にどうもオカルト、ニューエイジ関係でつるむのってなんか好きになれないわ。


あてくし断然こっそり一人で楽しむ派です・・こっちのほうがヤバい?w