有閑堂

オカルト好きのブログ

深泥池

京都にある池なんですけど、ここは心霊スポットとして有名な場所です。


夜にタクシーが走っていると、道端で白いワンピースに長い髪の女性が

タクシーを拾おうとしているのを見つけその女性を乗せます。

その女性は深泥池まで行ってほしいと言うので、タクシーは一路深泥池まで。。

お客さん着きましたよと運転手さんがミラー越しに後部座席の女性を見ると、女性の姿はどこにもなく、

座っていたはずのシートはぐっしょり水で濡れていた・・というよくある白い洋服に黒髪の女性の幽霊譚です。

深泥池周辺までタクシーに乗せた女が忽然と消える怪異はたびたび起こったと言われていて

このパターンの話は深泥池エピソードが発祥だいう説があるくらい典型的で有名ですw

それにしても女の幽霊が出てくる時のファッションは大抵白いワンピor白いブラウス&スカートを着ていて

髪型は黒髪でストレートなんだろうねー 怪談の怪です。



2,3年前だったか、たまたま嵐山まで行くことがあったときに、

そういえば深泥池ってここからそんなに遠くなかったような・・むぅぅ


心霊スポットには行かないってこの前書いたけど、ここ行ってるな、ははは。 

他はわざわざ行ってないです。はい。


で、

いつもならすぐに記事に書くのに、なぜこの話は書かなかったのかと言いますと、

何もなかったからです、というか、何もできなかったからです というのが正確な表現か。


この日も一人で。

着いたのは思ったよりもいい感じの大きめの池で、近所ではザリガニ釣りのスポットらしく、

日曜日だったので子供連れの親子グループたちが池や周辺の溝に釣り糸を垂らして

ザリガニ釣りでワーキャー盛り上がっていました。

そんな中を池まで近づいていくわたし。。池のほとりには祠があり、祠の向こう正面には弁財天らしき像が

ありました、確か。

へー 別に怖そうなところでもないやん、普通に水の神様が祀られてあるだけだよね。。

まず祠にお参りしてからあとで写真を撮らせてもらおうと

祠の前で手を合わせてお参りを始めたところ、祠の後ろの池から一陣の強めの風がヒューーと

吹くやいなや、急に雨がザーッとウソのように降ってきました。

なんか映画のセットみたいやな。。と呑気なことを思って・・る場合ちゃうやんかーと瞬く間に

びっくりする程の激しい雨になり、傍でザリガニ釣りをしている親子たちは乗ってきた車に慌てて避難・・

一方私は どうしよう 傘なんか持ってきてないぞw

雨宿りする場所なんか池にはありません。とりあえずダッシュして周辺民家の

雨宿りできそうな軒先を探しまわって何とか避難。。雨も止みそうになく、、普通の住宅街なので

時間つぶしに立ち寄るお店なんかもありません。

どうしようかと2,30分ほどそのまま突っ立っていたら、偶然一台のタクシーが向こうから

やってきたので必死に止めてようやく嵐山駅まで戻ってこれたという。。


当時は黒髪ストレートだったし全身ずぶ濡れでタクシー拾おうとしてて

乗車拒否されなくてよかった・・ 昼間だったし幽霊とはコースが逆やしね、若くもないからわかるってかw

・・というわけで、初めて行った有名心霊スポットでしたが、

結局写真すら一枚も撮れないまま帰った唯一の場所となりました orz


タクシーの運転手がよく遭遇するという話も、最初こそ本当だったかもしれませんが、

経費をちょっぴり浮かせるためのフェイクの証言も中には混じっているという説もあったりで、

全てが本当の話なのかどうかはわかりませんしね・・


池の雰囲気は思ったほど悪い感じではなかったし(0感だからか?)

満月の夜なんかに行くと池の水に月が映えて綺麗なんかもしれんと

見える人からすると おひおひと思われそうな印象の深泥池でした。


チャンスがあったらまた行ってみようかしら その時は傘必携やな・・。


竹生島で思い出したので何となく書いてみました。