先日、占術研究家の伊泉龍一の公開講座に参加した。
関西で講座をする機会は殆どなかったとのことで、本やネット上でしか
知る機会がなかったものだから
いったいどんな人なんだろうかと興味津々。
こういった講座に参加する時って
占いがどうのこうのというよりは、どっちかというとその人見たさに行っているような気がする。
特に去年から今年にかけて、ネット・出版等で第一線で活躍している
占い関係の人に何人か会った・・いや、「見てきた」というのが正確か
今年もミーハー根性炸裂させてます、はいw
時間が来て現れた伊泉氏は、服装も含め想像していたよりも若く見えた。
って、今ざっとネット検索したら姿のわかる画像がいっぱいあるやん、ははは。
講座のテーマはタロットについて。
タロットの起源等の簡単な解説から始まった。
よくタロット占いの本に書かれてある
古代○○が発祥で神秘のベールに包まれている的な内容はウソ。
フツーに考えてもカードなんだから紙が発明されてから後の時代に決まってるだろと突っ込みながら、
イタリアルネサンス期のカトリック社会の貴族がお抱え画家に描かせた遊ぶ為のカードが原型で
カードに描かれた絵柄の中には神秘的な意味がこめられている訳ではなく、
詩人ペトラルカの詩を絵柄のネタに取り入れたのが真実である(記憶のみで
書いてるので微妙に違ってたらすみませーん。メモ取れよ、、)。
詳しいことは本に書いたから買って読んでね・・と続くのだがw
のっけからオカルト面を全否定です。
この人も鏡リュウジ氏のスタンスと似ていてオカルトっぽい部分はかなり否定的。
しかし、占う時は真剣に。
タロット占いは偶然性で占う占術である。
純粋な偶然性のみを引き出すために、テーブルの上に
日常と隔絶された非日常的な場(聖域っぽい感じ?)を作ったり
カードを開くまで毎回決まった手順を踏むといった儀式的なものは必要だと言っていた。
オカルトは否定するけど占いは肯定するという
このなんとも微妙なスタンスがイイわ。
タロットカードさえあれば今すぐにでもできるという簡単な
タロット占い及び読み方のコツ等もそこで教えてくれたけど、ここはざっくり省略。
・・と
鏡リュウジ(なんとなく引き合いに出してしまうw)よりも、声も語り口もシャープで
タロットの知識はアジア一で、宣伝と自慢が多いと自分で言っていた伊泉龍一、率直で面白い人だった。