何か面白そうな本ないかなぁと本屋をブラブラしていると、
この本が棚に表紙を見せた状態で「読んで(はーと)」と立っているじゃないですかw
本のタイトルは「超心理学」。著者は石川幹人という大学の先生で、
で、国内ではその筋の第一人者。科学的理論無視の私とは何もかも真逆の人でございますw
この本の中で言う超能力は透視・予知・念力あたりまでで、
魂が関係する分野は確かな定義付けが難しいとして研究対象にはなりにくいようです。
読み物として面白かったのはTVの公開捜査で有名なジョー・マクモニーグルのくだり。
TVでは彼はFBIの超能力捜査官という触れ込みでしたが、
本当はアメリカ政府による人間の超能力を軍事活動に利用するための研究を目的に設立された
無関係だと書いてありました。
(本によると、スターゲイトプロジェクトは人間の超能力の開発よりも、
ハイテク諜報機器の発達速度の方が早かったので結果不要となり廃止に追いやられたそうで。。)
マクモニーグルは実は人探しは不得意分野で、一番得意なのは地下の鉱脈を透視する事。。そっちや
ればよかったのにw TV的には鉱脈探しなんか地味すぎて視聴率取れないってことなんでしょう。
何度も実験を繰り返して数値化した結果を統計学の手法で分析
していくうちに、超能力を発揮しやすい時ときとそうでない時で実験結果の数値が左右されることがある
と書かれてありました。
それが被験者本人の心理状態というのはわかるんですが、実験者の性格(被験者に冷淡に接する人
だと良い結果が出にくい)や、その場にいた人達の想いなども影響するそうです。
マクモニーグルは実験当日のその場の緊張感が妨げになるのを恐れ、前日までに透視実験内容を予
知して透視結果を持参してきていたと書いてありました。予知の予知て・・むぅぅ。
超能力実験をする際、良い結果を安定的に出せるのは、被験者本人の気質が外向性が高く、神
経質傾向が低く(不安感が少ない)知能が高い人なのだそうで。
自力でリラックスできる雰囲気・環境を安定的に作り出すことのできる人といったところか。
スピ系でも、ヒーリングや占いを行う時、施術者・占師、はたまたクライアントの
気質がヒーリングの効果の度合いや占断の精度も大きく関係するのではないかと思ったり。
もしかするとパワーストーンを持つときも同様で、一般的にエネルギーのベクトルは石→持ち主になって
いますが、持ち主が安定したプラスのエネルギーを石に供給できないと、石も能力を効果的に発揮でき
ないのかもしれません。
エネルギーが自力でチャージできそうな人は、そもそもパワストの力借りなくてもいいやんという・・;^^
おっと脱線w
適度な濃度でこってり?書かれています。
算数が苦手な私には難しい部分はところどころありましたが、そこはテキトーに流し読みw
オカルト寄りの本とは違った切り口が
頭の中の引出しの数が少し増えた気分にさせてくれる一冊です。