本屋の子供向けの絵本コーナーの棚にふと見つけた見覚えのあるタイトル
「モチモチの木」。
うわ・・まだあったんだ・・表紙もそのまんまだ。
子供の頃、当時幼稚園の先生をやっていた親戚の叔母の家の本棚にあってよく読んでいた数冊の絵本、
「王さまの目玉焼き」、「かたあし(片足)だちょうのエルフ」「ごんきつね」
・・そして「モチモチの木」。
どれも内容はすっかり忘れてしまっていたけど、挿絵がインパクトの強いものが多く
子供心に怖かったっていうのだけは今でもしっかり憶えている。
中でも「モチモチの木」と「かたあしだちょうのエルフ」は
絵が怖くてなかなか表紙を開けられなかったっけなぁ・・と懐かしくて
もちもちの木を手にとって何十年ぶりかに表紙をどれどれと開いてみた。
・・なんだ、こんなカワイくて健気な話だったのか・・なんであんなに怖がったんだろう。
先日もTVでやっていたアニメ「ごんぎつね」を、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになり
ティッシュ握りしめて最後まで見てしまった。
これってこんなにやりきれなくて切ない話だったのね・・。
童話という名前なんだから、本来は子供に読ませたいんだろうけど、
大人になってから読み返してみても子どもの視点とはまた違った部分でその話の深さを
楽しめるもんなんだなと今更ながら再発見。
何十年も読み継がれてる絵本は、やっぱりいい。