有閑堂

オカルト好きのブログ

越木岩神社

兵庫県西宮市にある越木岩(こしきいわ)神社にお参りしてきました。

本殿の主祭神は、蛭児大神(ひるこおおかみ)、つまり戎神です。

明暦2年(1656年)円満寺の僧 教順が西宮神社から勧請されました。西宮神社といえば、毎年元旦に男性達が境内を爆走しその年の福男を選ぶ行事で有名ですね。

越木岩神社は、女性守護・子宝・安産・商売繁盛のご利益がある神社です。

このあたりでとれる御影石は有名で、大阪城の築城の際にも切り出して使用されていました。

切り出した石の残石が境内に置かれていました。石には備中松山城主の家紋が刻まれています。ふとそのすぐ下を何気に見るとニホントカゲの幼虫・・じゃなかったw 幼体がじっとひなたぼっこしていました。爬虫類はめちゃ苦手なんですけど、尻尾のメタリックブルーがとても綺麗でしばしみとれていました。自然の色ってほんと不思議ですね。

綺麗なブルーの尻尾をアップで

 

そして私のお目当ては、ここからでございますw

この神社は元々は、磐座を祀る自然崇拝が中心の神社で、古代信仰の時代より、当地から北山や六甲山を一大霊場とした磐座・磐境祭祀の霊験あらたかな霊岩として「甑岩」が祀られています。

本殿脇にある甑岩への入口鳥居。ここを入ったとたん空気がガラッと変わります。この日は気温30℃越えの暑さでしたが、住宅街の中にありながらも山奥にいるようなうっすらひんやりと過ごしやすい爽やかな空気に満ちていい気持ちです。

鳥居の奥の山道を上がっていった先にある磐座。周囲約40m・高さ10mの花崗岩で、酒米を蒸す時に使う「甑(こしき)」(セイロ)という道具に似ていることから「甑岩(こしきいわ)」と名づけられました。

 

この甑岩には伝説があって、以下ウィキペディアより引用=大坂城築城の際に甑岩を石工が割ろうとしたが、割れ目から鶏鳴が湧き上がり、白煙が立ちそれは色を変えながら熱気となり吹き出し、その熱気は不思議な力をもっていて石切職人達は手足をふるわせ、苦しみもだえ、斜面を転がり落ち作業を断念した・・という云われのある岩なのです。石の強い霊力を表すような凄まじいエピソード。おっかなびっくり大好物です。

甑岩の持つ強い霊力を取り込むべく、この岩を大坂城の石垣に使おうと切り出しの途中で頓挫した様子が垣間見えて生々しいですね。

強い霊的パワーが宿っているとされていることから、自身の浄化・エネルギーチャージに訪れる人も結構いるようです。岩はお触りOKの表示ありw

私も試しに両手で触らせてもらいました。手の平が細かくしびれてくる感じがしましたが、それ以外は強く何かは感じませんでした。しゃーないorz

岩の部分だけクローズアップ↓

甑岩のまわりを歩いて一周しても良いエネルギーがもらえるそうです。知らなくてもぐるっと歩きましたがw

岩の裏側向かいの岩にはきのこが生えていて、たくさん胞子を陽の光に照らされて煙のようにもわもわと放出していました。きのこが胞子出してるところも初めて見たわ。

甑岩からさらに北へ登ると北の磐座があります。北の磐座に向かった時に岩に陽の光が差し込むと願い事が叶うという云われがあるようですが、この日は一日中快晴で岩がめっちゃ陽に当たってたんですけど、これもアリですか?w

晴れた日の午前中は岩に陽の光があたるので、願い事がある人は午前中のお参りおすすめです( ̄▽ ̄) ↓

甑岩の周囲の森はゼロ地場のような作用があるという人もいるようですが、真偽はよくわからず。でも空気が深く澄んでいて爽やかでとても気持ちがいいです。木の幹がねじれていたり枝ぶりがくねくねとしているのが他の神社のご神木の木々にはあまり見られない特徴ですね。自然の森やし当たりまえですかね。。



神社までのアクセスは思ったよりそんなに難しくなく気軽に行けるので、近いうちにまたお参りしたいです。