有閑堂

オカルト好きのブログ

未確認思考物隊 「超能力」

今回のテーマは「超能力」。

ゲストは大槻ケンヂ・・もうレギュラーになってしまっています?w

そして、もう一人は映画監督の森達也。この方も存じ上げませんが、プロフィールにはスプーン曲げの

清田益章やUFOが呼べるという秋山眞人ダウジングの堤裕司の3人を8年間取材し続けた人だと

書かれてあった。あと、その本人のうちの一人、秋山眞人がゲストだった。

長期にわたって取材した森監督からしても 超能力は存在するのか?という質問には、

ある、ないではなく、「わからない もしくはあるかも知れない」と言っている。うーむ

秋山はロシア、中国を例に挙げて、国が国家予算を出してまで超能力者の、

養成、開発、研究をしていたり(中国は今も続行中)、日本では

企業もそれに近い研究を一時期していたと言い、一番有名なソニーの「エスパー研究所」だ。

ソニーエスパー研究所の存在はあてくしも聞いたことあったけど、あら1998年に撤退したのね。

結局バブル期の思いつきっていうか道楽どまりというかことか。でも200人くらい

集まって毎年サミットやってたらしいしそれだけでも見たかったなぁw

会社のトップやお金持ちは人智を超えた超能力のようなものを信じてる人が結構いて、

自宅を建てる時なんかの場所をそういう人たちに決めてもらっていると竹内は言っていた。

超能力者じゃなくてそのあたりは風水師とかそっち系だと思ったんですが。

大槻ケンヂは売れてるミュージシャンにもそういうものに頼る人がいて、それは、

いつ人気がなくなるかという不安感の表れだと言っていた。大槻ケンヂはいないらしいw

売れるという先例がいないからそれだけ不安感も大きい、そういう人は確実に能力を持っている人を

ちゃんと探し出して来るらしい。でも そもそもお金ないとそれもできないよね、きっとw


超能力ブームといえば、ユリ・ゲラーが一番有名で、世の子どもたちはユリゲラーを見てから

こぞってスプーンを曲げだした。 私はちょっとそのリアルタイムでのブームには遅れてて、

どっちかっていうと清田君だったなぁw

大槻がユリ・ゲラーがTV視聴者に向けて念を送ると言った時、母が握り締めていた

それまで止まったままだった時計が動き出してびっくりしたエピソードを話すと、竹内は

それは時計の中の油が手の熱で溶けてまた動き出しただけだと説明していた。もしくは

オカルトビリーバー(いい言葉ね)だった大槻を驚かせる為に母親が仕組んだのかなと

大槻は回想していたw

竹内はそこでスプーンを出してきて、テコの原理で簡単に曲げられるとその場で実践していた。

ただ、曲がれと強く思ったほうが早く曲がるらしくて不思議。こっくりさんの時にコインが動くのも

その原理らしい。



森監督が清田益章の取材をした時に印象的だったのは、両親に話を聞いたとき。

お金を持たせていないのに、自動販売機から持ってきたと思われるジュースを一杯抱えて

家に帰ってきたエピソードだという。「出ろ」と自販機に念じるとドドッとジュースが出てきたらしい。

これはやってはいけないことだと能力の使い方を躾として教えるのが両親は大変だったという。

清田君はその他いろいろできたらしい。念写とか。。あと、火星にも行ったことがあるという。

このブログ読んでくれてるのに、火星に行くって空気どうするんだよ

という野暮な質問はなしねw で、火星の地表に「2B」といたずら書きしたら、

日経新聞の1976年7月26日付け朝刊の記事に火星地表の「2B」の写真が載りましたとさ。

その意味は中学2年のBOYということらしい。

もっとわかりやすく清田と書いておけよと突っ込んだらしいw

だからと言ってそれを全てまったく信じてるかというとグレーゾーンだと微妙な立場をとる森監督。

清田君は1984年、トリックを使っているところを撮影されたTV番組でその手口を一部始終

放送された経緯がある。

 それを見て今では強力なアンチオカで超有名な二人の芸人はそれまでオカの類を

信じていたのが一気にアンチに転じたきっかけを作った番組だったらしい。

それだけで全てがウソだったとはいえないが、当時は大学生くらいだったし、プレッシャーをかけられた

中での実演という清田の弱さ、甘さが出たと思うと森監督はコメントしていた。


たとえ超能力でもって世間に見せたとしても、あと出しで

科学者などが科学的手法を使ってその状態を再現してみせたりするので、ユリ・ゲラーのように

自分で鉱脈を発見して金持ちになるとかそちらの自分の実利になる方向に力を使ったほうが

能力者は幸せになるのにと竹内が言っていたけど、竹内自身は清田君については否定寄りなんだと思う。


大槻はいつからオカルト系の番組は肯定、否定派の論争番組になってしまったんだと言うと、

秋山はそのどっちつかずで出演者に論争させておいたほうが番組制作側は後のクレーム処理がなくて

楽なんだと製作者側の事情を説明していた。

番組に出演している以上は、否定派もある意味肯定派なんだろうと私は思っています。

出て否定よりのの話テキトーにするだけで高額のギャラ等発生したりあと知名度上がって

番組の外でもいろいろ恩恵にあずかってるわけだしw 

完璧に否定だったらそんな番組ごと否定して出なきゃいいんだもんね。プロレスのヒール役

みたいなもんでしょ。 そんな分りきってること今更いうなよって?w

秋山は両方侃々諤々やってもらったほうが、真実がはっきりするからいいんだと言っていた。


メディアと超能力の関係はユリ・ゲラーから切っても切り離せない関係で、

オウムの事件があってからは二度とオカルト系の番組は放送されることはないだろうと言われていた

らしい。知っているだけで収録は終わっているのに放送されなかったものがいくつかあると

森監督は話していた。それ見てみたいんですけどw

少し前のTV界のブームは大食いフードバトルで、それで事故が起こった瞬間から自粛に入り、

そのあと最近の前回からほとぼりが冷めたところでオカルトブームの再来・・という具合に、

メディアはそういうネタの繰り返しで成り立っているんだと説明していた。

視聴率稼ぐためには何でもありの節操なしということでw


大槻教授と韮澤さんがボケと突っ込みの漫才形式でならオカルトをベースとした番組も

扱ってもいいかというメディアの判断で作り上げたオカルトの馬場vsブッチャーみたいなもんだと

大槻ケンヂも言っていた。やっぱプロレスと同じだよねw

机がここにあるのと同じであるのは間違いないのに、信じる信じないというのは理解できないという

秋山に賛同して、綾小路鶴太郎という人のぐにゃぐにゃとスプーン曲げする姿を

目の当たりにした時は、物理的解釈ができず信じざるを得ないと言っていた。

その人が飴細工のようにぐにゃぐにゃに曲げていたのを私もアンビリか何かで見たことあったなぁ。

曲げられてるスプーンの質感がとても金属には思えなかったもんwその人は6年前に亡くなったけれど、

同じことができる後継者?ってたしかいたよね・・と思ったら

番組に出てきましたその人がw アキットという20くらいの男性。

あのグニャングニャンに曲げるスプーン曲げ「長野曲げ」をしてるではありませんか。

直角ではなく撫でるように放物線状に曲げたり、三回転くらい

に捻ったりフォークの先をバラバラに曲げて それをまた元に戻していた。やっぱり飴細工のようだw

ここに松尾貴史がいないのが残念。


最後にこれはマジックか?という質問にアキットは

マジックというには仕掛けもなにも使っていないし、曲がるという信念で曲げる訓練をしているので

正確にはマジックというのではないし、超能力というほど大げさなものではない

誰にでもできるものだと思うと言っていた。

誰にでも備わっているだろうけれども、何故かごく少数の人しかできない。

それは超能力と呼ばれている範疇のものなのじゃないのかと突っ込んでしまったw