有閑堂

オカルト好きのブログ

オーラの泉 西川きよしの回 その2

杉本彩の話はともかく、上原さくらが出ていったからには何か除霊?みたいなことを

やってくれるのかなと思ったけれど、あっさり終わって拍子抜けした。

私が期待しすぎなのか、編集のマジックにしっかり釣られてしまったわw


後半になって漫才師の西川きよしが出てきた。

最初から横山やすしとコンビを組んでいたのではなく、西川は吉本新喜劇の下っ端劇団員だった。

後に妻となるヘレンは劇団のマドンナで西川にとっては高嶺の花だったが、いつしか恋人同士になり、

会社の反対を押し切って結婚した。今で言う格差婚だったらしい。

ヘレンは子どもの頃からハーフであったためにいじめにあい、劇団の売れっ子になっても

劇団員にはかなりのいじめにあっていた。西川きよしは守ってやれるのは自分だけだと思ったとか。

自分と何倍以上も収入があったヘレンを退団させ、西川の稼ぎだけでの生活は苦しかったが

ヘレンは耐えてくれたと話したとき、

江原にはヘレンが自分は切り詰めてでも、西川の着るものにはかなり気をつかって

いたのが視えたようだった。


後の相方になる横山やすしは、激しい気性と無軌道さ故に「コンビ別れの名人」と言われていた。

その横山やすしが西川の才能を見出して、自分と漫才のコンビを組んで欲しいと何度も

口説かれるようになった。

最初は漫才をやる自信がないと断っていた西川だが、ヘレンが

新喜劇のセリフもあまりもらえない一劇団員のまま終わるより、

漫才師になれば、自分達が主役で努力次第で

どうにでもなれるんだからやってみればという言葉に後押しされて、

横山やすしの相方になる決心をしたと西川が言っていた。


「コンビ別れの名人」とコンビを組むというのはやはり並大抵のことではなかったらしくw

稽古もせずに出かけてしまう横山を引き止めて400字詰め原稿30枚もの

ボリュームのネタの稽古をさせるのに苦労し、その他横山の無軌道な行動を

乗り越えて、二人は方漫才大賞を二度取って漫才師の頂点に上り詰める。


美輪が昔横山やすしと対談した時、横山やすしはとても礼儀正しく

潔癖で神経質だという印象を受けたと言っていた。

その時、美輪が

横山にある場所に行くといいことが起きないのに、その場所によく行くだろうと尋ねたところ、

しょっちゅう行くと横山は驚きながら答えたという。ある場所というのは

村上水軍の拠点地だったところで、横山の前世は村上水軍の海賊に見え、競艇好きだったのは

その影響を引きずっているからだという。

西川は「だから船にエンジン付けて走るの好きやったんか!」


飲酒運転や暴行事件を幾度も起こしトラブルが耐えなかった横山やすしだったが、1996年に

アルコール性肝不全で56年の短い生涯を閉じる。

西川には横山が人生を急いでいたように感じていた。


江原がヘレンに仏がたくさんいるのが見得るので、仏の信仰をしているかと尋ねると

西川はぐっと胸に何かくるものがあった表情をして、かなり仏に手を合わせていると答えていた。

ヘレンの前世は尼僧、今生では、西川の人生をずっと照らし続けてきて、必死になって

仏に手を合わせている姿が江原には視えたという。

ヘレンは子どもの頃からずっと苦しい思いを色々してきたが故に

内に秘めたる勘や念のようなものが強い。

劇団のスターだった自分を抑えて、西川を前面に出して立てるのは大きな愛ゆえにできること。

自分の放つ輝きを全部西川に捧げてきた。その献身は母の子に対する愛に似ている。

というのは、ある前世では西川とヘレンは親子の関係だったことがあり

しかも母親だったヘレンがその子であった西川を亡くした前世だった。

二人はソウルメイトだったということか。


その前世からの影響でヘレンにとって

西川は夫であると同時に息子のような気持ちも持っていて、無償の愛を捧げてきたんだと江原はいう。



そして、江原は一瞬話すのをちょっと躊躇していたようだったけど、

横山やすしは今でも西川のそばを離れすにいるんだ説明していた。

さみしがりで、西川がいたからこれでも長生きできたと横山は思っている。

亡くなった今も横山やすし横山やすしのままで、西川に甘えて離れがたく、

霊的に自立ができていない。

へレンが今も横山の墓参りを欠かさないというのは、どこかでまだ西川のそばを離れていないのを

口には出さねど感じているからではないかと思うと江原は言っていた。


このままではいけない。いつまでも人に迷惑をかけていないで、自立して今度は人のためになる

ことをしなければいけない。菩薩になるためにやらなければならないことがまだまだあるんだからと

横山に言い聞かせるように話す美輪。




西川きよしの回という割にあまり西川自身の話があまり印象になくて、

実は横山やすしの回だったような気がするw



杉本彩の話もそうだったけど、この回は

この世から離れがたい者に霊的な自立を促すというのがテーマの回だったようだ。