有閑堂

オカルト好きのブログ

怪談グランプリ2009

関西ローカルの深夜で「怪談グランプリ」を見た。

予選を勝ち抜いた9人が怪談話を競うというもので、審査員は稲川淳二が審査員長で

ファンキー中村、雲 谷斎、ますだおかだの増田という顔ぶれだった。

どうするのかなとは思ったけど、

やっぱり雲 谷斎の名前を誰も決して読み上げなかったな(笑)


この番組見てたのがお約束の深夜で1人だったから怖いのはこわかったけれど、それぞれ語りが終わる

度の審査員のコメントの内容が

プロの怪談師の人が多かったせいか、話の構成や、擬音の入れ方など

語りのテクニックについてだったので そこでせっかくのそれまでの怖さがすっと引いてしまって

何だか興ざめしてしまった。


あまりに上手な話し方で怪談話をすると見事すぎたり演技が過剰になると

逆に怖さがなくなるのは意外だった。

実は素人っぽさのあるぎこちない?語り方も大きな要素なのがわかって面白い。


どんな話があったのかはyoutubeで見てくださいw
http://www.youtube.com/results?search_query=%E6%80%AA%E8%AB%87%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA&search_type=&aq=f



その中で私が一番興味深かった話は「宝船」の話。


臨死体験をした人が見ると言われている花畑やトンネル、賽の河原と同じ意味で

モーターレース中に選手が「宝船」の幻を見てしまうと命を落とす事故に繋がる

というジンクスがあるため、レースはそこで中止になるという話だったのだが、

話が終わり審査員のコメントの中で

自分も同じような話を聞いたことがあると言っていた。


審査員が聞いた話というは、あるお祭りの山車を引いている人が最中、

祭りの雰囲気に高揚しすぎたあまり

心臓麻痺を起して倒れ、その倒れる寸前に自分の前にあった山車が宝船だったのを見たと言うが

その時に出ていた山車で宝船がモチーフの山車はなかった・・というもの。

花畑やトンネルや河原の話はよく聞くけど、宝船は初めて聞いたわ。

宝船って おめでたいイメージだっただけに、それがかえって薄ら怖い。


結局優勝者は別の女性だったのだけど、グランプリという番組名の割に

優勝者がひっそり決まり番組はあっさり終わった。

怪談やし まぁそんなもんか。