有閑堂

オカルト好きのブログ

江原@心の処方箋

今回の相談は40歳の主婦の相談。

7,8年前に夫が難病になり、それから毎日仕事と介護と子育てに追われ、家族に辛く当たって

しまう。ネガティブな自分を切り替えるにはどうすればよいのか

という内容だった。

江原はここしばらく相談者の心の状態がよくないように視え、

そして、

一番の問題は、夫と気持ちがつながらなくなったこと。

病気というだけで大変なんだから・・いう病人としての人格を作ってしまって、

どうしても気持ちの上で相手が優位にしてしまうけれど、もとはといえば、二人は夫婦なんだから。

夫の介護をするのはやぶさかではないが、それは根底に愛があればこそできること。

それが、心が繋がらなくなってしまったのは、ご主人の身勝手な発言が原因。

自分の身体が思うようにならないという夫が抱えるストレスも大きいだろうけれど、

それにしてもここ最近の妻に対しての身勝手な言動は目に余ると思う。

相談者は病人相手にそれは言ってはいけないとぐっと堪えているけど、

その病気は心の病気で人格が変わってしまったというのではない。

病気で助け合うことと、差別することは違う。

相談者の中で病人という人格を作ってしまっている。

その前に夫婦としての会話をきちんとしたほうがいいと思う。


病気であるとかないとか関係なく、

本音をいうと、

夫のことが嫌なんでしょう?とここで核心を突く江原。

相談者もやや間を置いて そうですと答えた。

実は発病する前くらいから夫婦仲がこじれてしまっていて、

別れようかと思った直後に病気がわかり、簡単には別れられない状態になったというのが

今までの経緯だった。


江原は、

夫婦の真実というのは他人には何もわからない。

夫婦としての心の通い合いがない以上、別れたいと言ってもいいのではないか。


世の中、できることはできる。できないことはできない。

夫と別れるか、もし別れないのならば、

介護の全てを相談者一人で担っているところを、夫の家族にも介護に参加して

負担を軽減すべきだ。


どんなに介護する気持ちはあっても、休養は絶対に必要。

そして、子供達との時間も大切にして欲しい。

相談者の娘は反抗期で手を焼いているが、

相談者がいない間、家のことをかなり手伝っているのが江原には視えていたらしい。


それらの事を踏まえたうえで、

相談者は、やっていくのかやっていけないのかを決めなければならない。

世間は病人を捨てて・・と今見えてる部分だけをとらえて

あれこれ好き勝手言うかもしれないが、

一番大事なのは、自分の動機。


自分が別れたとして、夫はその後、年老いた父母に面倒みてもらうというのも・・と

思うのならば、徹底的に妻を辞めてボランティアする覚悟を決めるべき。

どちらの道を選ぶかは 相談者自身しか決めることができない。

自分自身の人生を悔いなく生きる方法は

「いい人仮面」を被ったまま中途半端な気持ちで生きるのではなく、

どちらかに覚悟を決めること。

そうすれば、どちらの道を選んでも楽しくなるはずだから

と今回は

私には やや「別れたほうがいい」寄りに聞こえる江原のアドバイスだった。



後日、相談者は夫を介護する道を選ぶ決心をして、夫の実家の家族と話し合い、

介護を手伝ってもらうようになったらしい。


毎日のことだし、中途半端な気持ちではとてもやっていけないくらい厳しいんだろう。

自分だったらどうするんだろうか。