有閑堂

オカルト好きのブログ

未確認思考物隊 「UMA」

先日 ここでも書いたオカ系新番組「未確認思考物隊」を見た。

未確認思考物「体」ではなく、「隊」でした。訂正w


関西テレビの深夜放送だったし内容が内容なもので、

マイナーすぎて他のエリアでは放送されてないんじゃないかと思います(苦笑)


番組の冒頭で

「これはオカルトが存在する意義について考える番組である」

という文字が画面いっぱいに出てくる。

オカルトにもいろんなジャンルがあって、それらが存在するか否かはさておいて、

それぞれそのジャンルに詳しい人をゲストに呼んで

30分程話しまくるという趣旨らしい。

レギュラーは司会の浅越ゴエ

「スピリチュアルでは日本人の大半の前世は貴族みたいだから

自分も前世貴族だと思うと」言う松尾貴史、コラムニストの竹内義和・・ここでは

コラムニストになってるな。

ラジオで聴く限りでは本業は何やってる人なのかわからなかったw

そして、辺境探検作家の高野秀行、UMA専門の人のようだ。

あてくしUMAはあまり知らないのでこの人の名前も今回初めて知った。

そして、科学ライター、古生物研究家で恐竜の復元作業を専門としている本多成正。

この人のことも初めて知った。

・・と 私にとってはマニアックすぎてよくわからないメンバーで番組は進められていった。


初回のテーマは未確認生物、UMAについて。

本多氏曰く、最初未確認だったけど後に学者達が捕獲、標本にして研究された「UMA卒業生」

が沢山いて、代表的なのが、20世紀に卒業したシーラカンス、19世紀半ばまで欧米では伝説の生き物

になっていたゴリラもUMA卒業生らしい。ふーむ。


今でも世界各国でUMAはいるようで、

出演者の高野はトルコのワン湖にいる「ジャナワール」を探しにいった時の話をVTRつきで披露した。


ジャナワールの発見者が書いた本を国会図書館で見つけ、本の作者とコンタクトを取り

現地まで調査に行ったのに、本の作者はジャナワール画像捏造で逮捕されていた。

さらに調査するがいつも出てくる写真類は全て偽者だという結論にたどり着くのに

現地の人達の目撃談は後をたたない。


その後も粘り強く調査したものの、手ごたえはなく、

結局存在しないのかと諦めて湖を離れようとしたその時、湖面に何か巨大な魚影のようなものが

浮かんできては消えるという光景を30分に渡って高野自身が目撃し、それをビデオに収めた。

そのビデオを現地の生物学者と大阪自然史博物館の専門家に見せると

両方の言い分は同じで、岩か藻が湖面の水の動きで見えたり隠れたりしただけで生物ではないという。

ちなみにワン湖は塩分濃度が高いため、植物も生えず、一種類の小魚しか生息できないらしい。


科学者の未確認物体の見解が同じなのがなんか面白かった。

科学者は「ある」と仮定したところから実験や検証をくりかえして発見や「無い」という結論を

みちびくのが王道と思うのに、最初っから否定で入ったらあかんような気がするんですけど

(時と場合によりますかね?w)どうもこの手のものになると

どうにかして否定したいんだな、これがw


高野氏がゴムボートで漕ぎ出して湖の撮影地点まで見に行ったところ、岩も藻もなかったらしい。


画像を見て、出演者それぞれ思ったことは違ったようだけれど、誰もはっきり何かわからない。

それが未確認生物、UMAのUMAたる所以ですしいいんじゃないかと。

ただ、「卒業」はできそうにない模様w


はっきり何なのかかわからなくて

不思議だなぁと余白?を残したり、想像で埋めて勝手に楽しむのも好きだw