以前東京に行ったときに、何となく勇気がなくて行けなかった
平将門関連のスポットめぐりをしてきました。
そして今回のメイン、首塚です。大手町駅のすぐそばにありましたが、いまそのエリアは大規模なビルの建て替
え工事の真っ最中。。こんなところに塚なんかあるんだろうかと思いながら歩いていたら、ありました。
こじんまりとした塚なんですけど、塚の周りで工事をガンガンやってる中、そこだけぽつんと残さ
れてる新旧のコントラストが不思議というか異様な感じがさらに増しますな。。
この塚にまつわるエピソードはいろいろあるようで、有名なのが都市開発で首塚を取り壊すことになっていたところ、
開発工事中の事故などで工事関係者の死傷者が出るということが過去に何度も起こっていること。
そのたびに取り壊しは中止されてきたという経緯があり、今回も開発計画からは除外されました。
そのお蔭でお参りすることができたわけですが。。
今でも周辺のビルのオフィスの机のレイアウトは首塚にお尻を向けないように、ビルの上から見下ろさな
いように配置に気を使っているとか(ガチだそうです)。あと爆笑問題の太田さんが冗談半分で塚を蹴ったら
次の日からの仕事が全部キャンセルになってしばらく失業状態だったというエピソードが有名ですな。
そんなの聞いて怖いイメージだったのですが、Dさんが、あそこは全然怖い場所ではなくて、逆に願いを
叶える力がものすごく強い霊験あらたかな所なので、時々力を借りに行くことがあると言っていましたね。
総じて祟り神のほうが他の普通の?神社の神様より霊力は強力なんだそうで。
念の集中力の差なんだろうか・・。
お参りに行った日も5,6人の人が並んで順番待ちしてはりました。スーツケース持ったまま来ている人もいて、
お線香が焚かれてうっすら白い空間の中、みなさん深い願い事があるのか
じっくり時間をかけてお参りされていました。やはり根強い人気があるんだなと思いました。
私も並んでお参りさせてもらったのですが、その時ふと気が付いたことといえば、
塚に居る間、膝の上から太ももにかけての部分だけ、静電気のような鳥肌感がものすごいんですけど。
でもそれ以上のことは何もわからなかったので気のせいかもしれませんがw
お参りする人の邪魔になりそうだったので塚の写真は撮らずですみません。
そして平将門公に縁のあるスポット最後は、九段下にある築土(つくど)神社です。
主祭神は天津彦火邇々杵尊。ニニギと呼ばれている高天原から地上に降りてきた天孫降臨の神様。
関東平定の時、藤原秀郷に討たれて京都で晒し首にされていた平将門の首を桶に納めて持ち帰り、大手町周辺
の観音堂に明神として祀ったのが神社のはじまり。その後、太田道灌が江戸城の鎮守神として江戸の北西に社
殿を造営し、かつては日枝神社、神田明神とともに江戸三社のひとつに数えられこともあり、将門信仰
の象徴的な神社・・・の割にものすご地味な印象なんですが、そう感じるのは私がミーハーな一見さんだからですかね。。
その後何度か移転し、平成六年に末社だった天満宮より菅原道真を合祀し現在の神社に。
日本武道館の氏神。勝負事にご利益のある神社です。
鳥居を進んで奥にある拝殿です
方向音痴のくせにスマホも持っていないせいで、最初場所がぜんぜんわかんなくてうろうろしてたんですけど、
ちょっと歩いていると膝の上が鳥肌立つんですよね。 あれ?これさっきの首塚のところと似た感じじゃないのか
?脳内妄想でいくと目的地近いってことじゃないの??としばらくそのあたりうろついていたらやっぱりあったやん。 オカ妄想おそるべしw
社殿社務所をビルに建て替えはったからか、正直見つけづらかったです。すぐ近くにある靖国神社は
参道からたくさんの観光客でにぎわっていましたが、その時築土神社に参拝する人は
私を含めて3人。。なぜだ。
派手さはない神社ですが、なんといっても崇徳天皇、平将門、菅原道真という三大祟り神のうちのお二方を
お祀りしている神社ですし、実はかなり霊験あらたかな神社なのかも。。
おまけ、新幹線から見えた富士山。 実物を見るとやっぱり特別な山なんだなと思いますね。